誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ゲームのルールを守ること

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こんなにも

難しい決断はそうはないと思う。

 

ある意味、

哲学的な問いとなっているように思える。 

  

日本代表が、決勝トーナメントに進むため

負けているにもかかわらず

時間稼ぎをした。

 

・勝つためには仕方がなかった

・これが勝負の世界だ

・セネガルが同点になれば敗退するのに

 点を取りに行かない。

・負けているのに時間稼ぎはありえない

・大きな賭けだった

・他力での決勝リーグではないのか

・プライドがない

・フェアプレーではない 

・西野監督は貪欲に勝ちにいった

 

観客からは

ブーイングが起こったが

そのことは日本の選手たちが

一番よくわかっている。

 

試合後の日本代表のインタビューでも

誰も喜んでいなかったし

決勝リーグの出場が決まったとわかっても

表情は明るくはない。

 

でも、自分が日本代表で

時間稼ぎの指示あったら

どんなにブーイングが起きても従うだろう。

 

だが、

このことは選手たちの心に残ってしまう気がするが

それも勝負の世界と言われれば

仕方がない。

 

こんなにもブーイングが起きたのは

彼らがサッカーの大前提のルールを

守らなかったことにあると思う。

 

相手よりも多くの点を取りに行き

勝ち負けを決める。

それがサッカーというゲームの

世界共通前提である。

 

勝っているチームが

時間稼ぎをすることはよくあるし

普通の戦略である。

 

しかし、

負けているチームがそれをやってしまうと

勝っているポーランドのチームも

どうしていいのか、わからなくなるし

ゲームが成り立たなくなるのである。

 

ただ、

ゲームのルールということで

フェアプレー差で決勝トーナメントにいくことも

これもまたルールなので

ルールに従って決勝トーナメントにいったことには間違いない。

 

 

ネット番組の人狼というゲームで

西村博之が

中川淳一郎にぶちギレたことがある。

 


ひろゆきがマジギレする貴重なシーン

 

中川淳一郎は

人狼のゲームをめちゃくちゃにしてやろうと

狼を見つけるというゲームをしていなかったのである。

 

 

日本vsポーランド戦という

枠内だけでみると、

日本はそのようなことをしてしまった。

 

しかし、枠外に向けると

フェアプレー差というゲームのルールが発生し 

これまたゲームのルールに従って

もぎ取った決勝トーナメント進出ともいえるのである。

 

ただ、ブラジルやドイツなどの

世界強豪のチームがこの作戦をやるとは思えない。

 

 

 

試合後に深夜にコンビニに行く途中、

自転車に乗った

日本代表のユニフォームを着た若者とすれ違った。

 

彼は、なんだが落ち込んでいるように見えた。