『池上彰×美輪明宏』 ~昭和から平成そして…新たな時代へ 日本人が守るべきもの~ を見て
「美輪さんの歩みを語ることが、同時に日本の歴史を語ることになる」 そう池上が語るゲスト・美輪明宏。 1945年、美輪が当時10歳だった長崎での被爆体験から戦後の極貧生活。1966年、日雇い労働者の労苦を作詞・作曲し大ヒットした「ヨイトマケの唄」の誕生秘話。美輪の代表作「黒蜥蜴」で知られる昭和を代表する作家・三島由紀夫との交流や割腹自殺を遂げた事件などに話は及ぶ。差別、偏見等、様々な経験をした美輪が見出した生きるためのヒントとは? 今もっとも旬なジャーナリスト池上彰と時代の先駆者・美輪明宏が、昭和から平成の激動の時代、日本のこれからを語り合う。
対談のなかでずっと言われていたのは
日本の文化を大切にということである。
しかし、戦中には文化がなくなった。
戦争が始まったから文化がなくなったのか。
文化がなくなったから戦争が始まったのか。
戦中は
海外文化を拒否したが、
結果的に日本文化を否定することへとつながった。
日本文化の特徴である
多様性を受け入れるということを拒否することは
イコール日本文化の否定へとつながっていく。
ネット右翼や営業右翼などの排斥運動は
日本文化の否定ともいえるかもしれない。
その文化の否定とは
その国を否定することにつながる。
文化を知ってもらうことが
平和につながっていくような気もする。
印象的だったのが
原爆がどうやって発明されたかの説明部分。
美輪さんが原爆は女性が発明したと発言したら
池上さんが仕組みを発見したのは女性ですと訂正した。
美輪さんという芸能界の大御所でも
きちんと情報を訂正する池上さんと
それを素直に受け入れた美輪さんが素敵であった。