誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

BS1スペシャル「なぜ日本は焼き尽くされたのか~米空軍幹部が語った“真相”」 を見て

www.nhk.or.jp

 

72年前、日本はなぜ焼け野原になったのか?アメリカ軍を取材中の今年4月、米軍内施設で半世紀以上前の空軍幹部246人の肉声テープを発見。日本への空爆を計画し実行したカーチス・ルメイなど幹部の貴重な証言だった。軍内の記録用インタビューのため、野望や焦りなど本音が赤裸々に語られていた。膨大な予算のB29開発の失敗。陸海軍との対立や屈辱。米大統領の圧力。後のない空軍幹部たち…日本への無差別爆撃の真相に迫る

 

日本が焼き尽くされた理由。

アメリカ空軍の地位向上という

名目があったということ。

 

アメリカ空軍ができたのは

1947年であり

日本と戦争する前は

陸軍や海軍のサブ的な役割であった。

 

この空軍の地位を向上させるためには

日本との戦争で成果を上げなければならない。

 

当初のアメリカは

倫理的にナチスと一緒にならないように

日本の軍需施設のみを空爆する

精密爆撃をしようとしていた。

 

しかし、

B29の高度1万mから空爆には

日本の上空のジェット気流や

厚い雲があり

精密爆撃がうまくいかなかった。

 

結果がでなかったため

ルメイ将軍が任命される。

 

大統領やアーノルド空軍元帥の

現場への圧力から

日本の一般市民への空爆を決行する。 

 

沖縄戦でアメリカが勝利すると

鹿児島まで攻撃対象になっていく。

 

地方都市まで空爆したのは

本土上陸作戦で

陸軍と海軍が必要ないと

示したかったからだという。

 

感想

アメリカも最初は

日本の一般市民を攻撃対にしてなかったが

結果がほしい上司からの圧力によって

おざなりになっていった。

 

三菱自動車の燃費不正問題と

とても似ている。

 

現場を知らない上の組織の圧力によって

それまでルールとされていたものが

破られていく。

 

ルメイの上司はアーノルド。

アーノルドの上司はミッチェルという人物。

 

ミッチェル(市民を攻撃対象にするようにした)

アーノルド(米軍空軍としての独立と自身の評価)

メイ(現場の空爆支持者)

 

自分がどういった職場倫理を持っているかは

上司や尊敬する人物の影響力が大きい。