薔薇の名前(映画・100分で名著)
物語の舞台は14世紀初頭。対立する教皇側と皇帝側の間を調停するための密使として北イタリアの修道院に派遣される修道士ウィリアムと見習いアドソ。到着早々、彼らは謎の連続殺人事件に遭遇し修道院長に事件解決を依頼されます。遺体発見の場は「ヨハネの黙示録」に描かれた世界終末の描写と酷似。持ち前の論理的な思考を駆使して推理を続けるウィリアムはやがて修道院内の図書館の奥に納められている一冊の本が事件の鍵を握っていることに気づきます。一体誰が何のために殺人を行っているのか? 一冊の本に秘められた謎とは? 果たしてウィリアムはその謎を解くことができるのか?
100分で名著で
「薔薇の名前」をやっていて
全4回を見終わる前に
映画のDVDを借りて見た。
映画を見終わった感想としては
そういうこともあるという感じであった。
修道院の決まり、しきたり、教義
それが否定されてしまっては
自分の権威が危うくなる。
しかし、
人間の知りたいという欲望と
対峙しなければならない。
この修道院には
アリストテレスが書いたとされる
笑いを肯定する本があった。
笑いや楽しみ、
それも人間の本質的な欲望である。
この知りたいという欲望と
笑いで楽しむという2つの欲望に対して
修道院が否定するという内容。