誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ホモ・デウス  テクノロジーとサピエンスの未来 を読んで

 

 

 

 

 

 

・飢餓

・疫病

・戦争

 

この3つが人類の課題であったが

現代では克服されたといっていい。

 

次は

・寿命の長期=医療の問題

・幸せ=脳内物質でなんとかなる

・神性=コンピュータとの融合

 

この3つを目指す。

 

ハラリ氏からは

家畜産業に対する嫌悪感が見て取れる。

 

人間が動物の頂点になったのは

臨機応変に協力することができたからであり

それが決して偉いわけではなく偶然である。

 

そして、今度は

人間が家畜になっていく世界がありえるということ。

 

銀行が倒産しても銀行は苦しまないが

お金が減ってもお金は苦しまない、

人間だけが自分たちの虚構で苦しんでいる。

 

ファラオは不死を願ったが亡くなり

現代はテクノロジーによって達成する可能性があり

科学技術は崇拝の対象となっていく。

 

人間至上主義という宗教に

科学技術が道具として使われていた社会。

 

人間至上主義とは

個人がどう思うかによる。

  

同性愛者を禁止している宗教があって

個人の気分が悪いなら

そんな宗教は不要である。

 

もっというと

人間にとって役立つなら

神は存在してもよい。

 

役立つ神、

それが情報やデータとなる。

 

 聖書などの聖典は

いまのテクノロジー社会に対して

どう考えたらいいか、何も書いてない。

 

そして、伝統的宗教は

新しいことを生み出していない。

 

同性婚などの問題も

人間至上主義にとって

宗教が答えをくれていない。

 

宗教が生み出していたものとは

文字や音楽だったが 

聖書を勉強し暗記するよりも

プログラミングを学んだ方が

社会を変えらるし、

金銭的にも豊かになる。

 

軍と企業は

知能だけあればよくて、意識はいらない。

 

ビルゲイツの言葉

「世間は、君の自尊心を気にかけてはくれない。

 世間は、君が自尊心を満たす前に、

 君が何かを成し遂げることを期待している。」

 

それは

まさに機械が得意としていることである。 

 

サピエンス全史では

人間は小麦の増殖のために働かされているというニュアンスだったが

ホモデウスでは

人間は情報、データを作るために働かされているということになる。

 

ブログを書くのも

YouTubeに動画をアップするのも

Amazonのレビューを書くのも

ぐるなびで飲食店の評価を書くのも

インスタグラムで写真をアップするのも

同じことである。

 

それが生きがい、

つまり情報を作ることが人間の使命となり

情報に仕える者となっていく。

 

 情報・データの自由化により

人は進歩していった。

 

本の最後では

問題提起がされている。

 

データを作るために

人間が生きているとしても

人間の間には思いとかがあることを

信じることが救いかもしれない。

 

イエスも

神の国とは、あなた方の間にあると

言っていたことと通じるものがあると思う。