誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福 読んで

 

 

前から読みたかった本。

 

クロ現を見ていたから

内容もすんなりと入ってくる。

www.basyanuko.com

  

認知革命

ホモ・サピエンスが

狩猟採集民だったとき

アフリカ東部から

様々な大陸を渡っていった。

 

そして

オーストラリア大陸や

アメリカ大陸に行ったとき

大型動物を絶滅させてきた。

 

いろんなサピエンスがいて

独自に発展し、例外なく

食料や毛皮を取るため

大型動物を狩っていた。 

 

狩猟採集民の生活が

どのようなものだったのか

考古学ではわからない。

 

政治システム、宗教、芸術。

残された遺物でも

どんな意味なのか付け加えているのは

現代人である。

もしかしたら

全然違う意味で作っていたかもしれない。

 

このホモ・サピエンスの

最大の強みは

集まるといろんなことができること。

 

なぜ近代になって爆発的に技術が

向上したかがわかる。

 

たとえば

なぜ20世紀になって原爆が作れて

7世紀や17世紀にできなかったのか?

 

これは昔の人の

知能が劣っていたわけでは

決してない。

 

飛行機や船など

移動手段が比較的容易になり

優秀な人材が世界中から

一箇所に集まったからできたのである。

 

現代では運航手段も向上し

インターネットが登場し

人が集まりやすくなり

技術の向上に向いている時代である。

 

この世界中から人が集まることの

コストが低くなったから

テクノロジーの発展が増している。

 

なぜサピエンスが

食物連鎖の頂点に

立つこができたのだろうか。

 

それは、想像する力、

協力する力があったからである。 

 

農業革命

サピエンス的な幸福度から考えば

狩猟採取時代の方がよかったという。

 

農耕で食料をいただいている

身としては想像がつかない。

 

農業革命により

大量に小麦を作ることができれば

人類の最大の課題である

飢餓の克服ができるからである。

 

しかし、これには

マイナスの面があった。

 

小麦だけでは栄養面のバランスが悪くなる。

狩猟採取の方が

栄養面でバランスがよかった。

 

次第に、大規模な村ができ 

税制度が発明され

取り立てに苦しむようになっていく。

 

税の厳格な徴取のため

文字が発明され、法律ができた。

 

誰がどのくらいの税を収めるか。

差別が生まれた。

 

さらに農耕をするということは

未来を考えないといけず

不安にかられるようになった。

 

農耕は定住するため

天候や災害の影響をもろにうける。

 

そのため

自然災害を鎮めてもらおうと

生贄という習慣までできた。

 

結果的に人間は不幸になった。

 

牛や豚にも被害は及ぶ。

人間が家畜しやすいように

彼らを傷つけてきた。

 

人類の統一(上)

みな同じ価値観や

文化に馴染んでいくこと。

 

主なものは

帝国、貨幣、宗教の3つ。 

 

特に大きな影響は

貨幣の信頼である。

 

違う帝国や、違う宗教の人でも

通貨に対する信頼は

お互いに信じている。