悪魔の愛人: リダ・バーロヴァ を見て
第二次世界大戦前のベルリン。そこで夢に向かってまい進している女優がいた。だが、 ヨーゼフ・ゲッベルスの愛人になったことで、彼女の人生は狂いだす...。
「みんなヒトラーや
ゲッベルスのことを聞きたがる」
ゲッベルスと寝たリダは
死刑に値する罪を犯したのだろうか。
アイヒマンが死刑になった理由として
ナチスを支持しただけで十分である。
映画を見る限り
リダはナチスを支持していたとは思えない。
むしろノンポリ的でさえ思う。
この映画、どこまで史実に忠実なのかは謎である。
リダが過去を語るという形式であるがゆえ
どこまで本当なのかわからない。
映画のなかでも
「私は女優であり、
このインタビューが最後の仕事」と言っている。
つまり作られた部分もあるかもしれない。
ナチスが台頭しているときは
大金持ちの女優となり
終戦後は、
リダの家族までも不幸になっている。