誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

100分de名著 全体主義の起原 第4回 悪は「陳腐」である を見て 

 

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何百万人単位のユダヤ人を計画的・組織的に虐殺し続けることがどうして可能だったのか? アーレントはその問いに答えを出すために、雑誌「ニューヨーカー」の特派員として「アイヒマン裁判」に赴く。アイヒマンは収容所へのユダヤ人移送計画の責任者。「悪の権化」のような存在と目された彼の姿に接し、アーレントは驚愕した。実際の彼は、与えられた命令を淡々とこなす陳腐な小役人だったのだ。自分の行いの是非について全く考慮しない徹底した「無思想性」。その事実は「誰もがアイヒマンになりうる」という可能性をアーレントにつきつける。第四回は、「エルサレムのアイヒマン」というもう一つの著書も合わせて読み解き、「人間にとって悪とは何か」「悪を避けるには何が必要か」といった根源的なテーマを考える。

  

普通の人間が

どうして計画的な虐殺に加担していくのか。

 

アイヒマンは

使命感もなく「我が闘争」も

読んだことがない。

 

ナチスを支持し 

絶滅収容所の輸送の仕事をする。

 

第二次世界大戦後に 

偽名を使ってアルゼンチンに逃亡し

エルサレムで死刑となる。

 

 

アイヒマンは

命令にしたがい、法にしたがい

義務を行なった。 

 

上官に言われたから

ではなく法に従った。

 

アイヒマンいわく

収容所で殺されるかどうかは

管轄外という。

 

アイヒマンは

昇進以外に仕事の動機もない。

これを無思想性という。

 

法に従って秩序を守る仕事をする。

アーレントもそれが大事だという。

 

アイヒマンが死刑となりえる理由は

ナチス政党を支持したのが

その理由となり得る。

 

政党の支持と服従は同じである。

 

ミルグラム実験。

権威に合わせることが大事だと

自動的に考えてしまい

道徳的なものはない。

 

権威に従うことは

無自覚となる。

 

感想 

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アイヒマンに関して

2つの映画を見たことがあり

アイヒマンとアーレント、

なんとなくは理解していた。

 

アイヒマンの死刑が

政治的なものであること。

 

このアイヒマンに関するものを

見ると仕事とリンクして考えてしまう。

 

 

三菱自動車燃費不正問題でいえば

プレッシャーのなかでやってしまったとか

罪悪感があったのかもしれないが

アイヒマンに至っては

罪悪感がまるでなかったように思える。