誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ナチスのファースト・レディー を見て

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ヒトラー政権の広告塔として、6人の子との理想の家族像をフィルムで公開したマクダ・ゲッべルス。ベルリン陥落で一家心中を遂げるまでの数奇な運命を、秘蔵映像でたどる。 ドイツの社交界で浮名を流していた美貌の才媛が、突然、ナチスに心酔。ゲッべルス宣伝相の妻としてヒトラーの厚い信望を得て、そのプロパガンダ工作の先頭に立っていく。人々が憧れる豊かな家庭生活を映画として公開。しかし陰では、夫の家庭内暴力や、悪化する戦局に追い詰められていく。ナチス史の知られざる一幕。

 

建築家の私生児として生まれたマクダ。

大富豪と結婚し離婚して

多額の慰謝料をもらい

暇を持て余した裕福な女性。

 

パーティー三昧のなか

ナチス党員となり

政治活動に没頭していく。 

 

ナチスはそれまで

貧しい労働者が支持するものと

思われてきたが

気品のある女性が幹部と

なることによりイメージアップにつながった。

 

ただ、マクダは

ユダヤ人建国の活動家と付き合った過去や

母親の再婚相手もユダヤ人だったので

そのユダヤの性を名乗っていた。

 

マクダの遺体は

ゲッペルスと6人の子どもと

一緒に出てきた。

 

一家心中することを友人と伝えると

友人は「子どもまで殺してはいけない」と

言ったという。

 

ナチスの本質を知らない

友人ならそう言うだろう。

 

しかし、

ナチスの残虐性を知っていたマクダは

戦後にゲッペルスの子どもたちが

どんな目にあうか、わかっていた。

 

特に何も目指すものがなかった

女性がナチスの活動に

のめり込んでいく。

 

しかし、

ナチスは女性が政治に関わることを

嫌っていた。

 

マクダはナチスの人口増加政策の

プロパガンダとして

子どもたちとよき妻としての

映像作りに協力する。

 

その撮影には

プロのカメラマンや照明などが

使われていたが

マクダの子どもを見る目が

いい母親である印象を受けた。