ミリオンダラー・ベイビー を見て
「グラン・トリノ」「ミスティック・リバー」のクリント・イーストウッドが監督・主演のヒューマン・ドラマ。小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー。ある日、31歳になる女性マギーがフランキーに弟子入りを志願するが、追い返してしまう。フランキーの親友スクラップは、諦めずジムに通うマギーの素質と根性を見抜き、目をかける。フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが…。
映画には
起承転結が必要であり
ずっとうまくいくなんてことはない。
しかし、イーストウッド監督作品は
あまりも心を痛めつけられる。
なにもそこまで
不幸な出来事を付け加えなくてもいいのにと
思えてくるのである。
ボクサーとして
チャンピオンになった瞬間に
半身不随になってしまい、
親との関係も修復されず悪いまま
最後は安楽死という流れになってしまう。
この映画は
アメリカのキリスト教界隈から
批判の的になったという。
安楽死を肯定している感じに
受けとられるからだという。
自分的にはこの映画は
安楽死はそこまで重要なテーマだとは感じてなく
アメリカン・ドリームの表と裏という面があるのかと思った。
フランキー(イーストウッド)は神父さんを茶化していたが
最後の安楽死の選択だけは神父に相談していた。
結局、神父の忠告を聞かずに
フランキーは安楽死を行うが
そのこともキリスト教界隈から批判の的になったのだろう。
カトリックにとって
神父のいうことは絶対であるからである。