誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

探検バクモン 長崎・かくれキリシタンの里 を見て 

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「かくれキリシタン」の歴史が息づく長崎市・外海へ。江戸時代の禁教政策を乗り越え、信仰は今も続く。神秘的な山里に眠るお宝を巡り、“人間の密かな祈り”の裏側を探る! 江戸時代のキリスト教弾圧の下、密かに信仰する人々が集まり住んだ長崎市・外海。「かくれキリシタン」と呼ばれる人々が今も暮らすその山里で、地域のお宝を探る!人目を忍んで集まった“祈りの岩”や、墓石に残る“ある風習”。民家で偶然みつかった“マリア観音”からは厳しい現状が。子どもが皆知る、宗教の壁を超えた“スーパースター”とは?世界遺産への推薦や映画化で注目が集まる禁教の歴史から、人間と信仰の関係に迫る! 

 

 

祈りの岩。

隠れて祈る練習をするための場所。

オラシャ(祈り)は

ラテン語とポルトガル語と日本語が

混ざっていた。

口伝えで継承されていたため。

意味はほとんどわからない。

 

墓石。

名前が刻まれていたら

バレてしまう。

白い石っころを

十字に並べてお参りをする。

 

お参りが済んだら

石っころの十字の形を崩す。

 

この地域は

海岸と山があって

畑に向いていなく

生活が豊かにならない地域であった。

 

パライソ=永遠の楽園。

キリストを信じれば

死後に楽園に行けることが

希望となっていた。

 

元隠れキリシタンの自宅では

竹筒に隠してあった。

伝来初期の聖骨箱。

メダルみたいなお守り。

 

現在でも

隠れキリシタンの地域では

キリストの信仰を語らない人がいる。

 

観音様とマリアに見立てて

マリア観音という仏像に祈っていた。

 

子安観音が

マリアとイエスの赤子そのものであった。

 

 太田光

「宗教とか信仰は

 恋する気持ちのようなもの」

 

禁教の信仰が

高齢化と過疎によって

途絶える危機的状態である。

 

隠れキリシタン信仰の

体系的な記録は残っていない。

 

現代は、信仰を残す作業を

している人もいる。

 

黒崎教会には

学校の違う子供たちが集まって

遊ぶ場所になっていたり

聖書や賛美歌を学ぶ場所にもなってる。

 

外海という地域を支えた、

ド・ロ神父。

 

宗教の隔てなく地域のために

働いた人。

 

稲作はできなかったが

小麦を育てることができたので

パスタやそうめんの作り方を

住民に教えた。

 

ド・ロさまそうめん、

ド・ロさまパスタ、

ド・ロ壁、など。

 

さつまいもの加工やそうめんなどを

若い女性が仕事をする場も与えた。

 

 

感想

長崎のキリスト教といえば

天草四郎時貞である。

 

豊臣秀吉と

血が繋がっているという説や

農民一揆に関しては

武器が大量にあったり

とても強くて戦の経験者がいたりとか

さまざまな説が飛び交っている。

 

普通であれば

あれだけの一揆があって

大将の天草四郎が亡くなってしまっては

その世代で信仰が

途絶えてしまいそうである。

 

ただ大将が亡くなっても

信仰が世代を超えて続くとは

イエス・キリストと似てるかもしれない。

 

さらにいえば

長崎は原爆が落とされた場所である。

 

原爆といえば広島となっているのは

原爆ドームがあるからだという意見もある。

 

キリシタンの弾圧。

鎖国時代のなか貿易していた出島。

原爆が落とされた場所。

 

江戸時代以降、

日本の普通の地方とは

違った歴史が長崎にはある。