神は死んだのか を見て
大学に入学したばかりのジョシュは、無神論者のラディソン教授に、授業の初日から“God is dead.”と神の存在を否定する宣言書を提出するよう強要される。他の生徒達が言われた通りにする中、拒むジョシュに、教授は“ならば神の存在を証明しろ”と迫る―。
生徒と教授が言葉だけで
ぶつかり合うとのかと思っていたが
無神論者である教授の性格が悪く
反抗した生徒を陥れようとしていた。
神を証明することにした学生は
世俗的な親との関係、恋人の関係も悪くなることが
現実世界でもありえる話である。
映画のなかでは
イスラム教に対する差別的なものも感じた。
イスラム教を信じる家庭で育った女性は
隠れてキリスト教のラジオを聞いたり
父親のいない学校ではスカーフを外したりしていた。
無神論者である教授は聖書に詳しい。
徹底的な無神論者は元クリスチャンといい
人生のなかで
助けてくれなかった神を憎んでいる。
無神論者である人が
神を憎んでいることの矛盾が
議論の結論だった。
最後、
教授が交通事故にあって
聖職者に祈られる場面。
アメリカ的な
祈れば現実が変わる的なものを想像していたので
神に祈ることによって奇跡が起こり
体が助かるのかと思った。
しかし、あの祈りは
死んだあと天国にいくための祈りであった。