100分de名著 ラッセル「幸福論」 第4回 他者と関わり、世界とつながれ! を見て
「幸福な人とは、客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味をもっている人」と結論づけるラッセル。客観的な生き方とは、自我と社会が客観的な関心や愛情によって結合されている生き方であり、「自由な愛情と広い興味をもつ」とは、自分の殻に閉じこもるのではなく、外に向けて人や物に興味を広げている状態のことだという。真の幸福は他者や社会とつながることによってもたらされるのだ。第四回は、ラッセルのその後の平和活動にもつながる、自我と社会との統合を理想とした、独自の幸福観を明らかにしていく。
「幸福な人とは、
客観的な生き方をし、
自由な愛情と
広い興味をもっている人」
客観的な生き方。
自己没頭ではなく、興味と愛情を外にむけ
人から好意を抱いてもらえる。
趣味とは探すものではなく
自然から湧き上がっていくもの。
自分の精神的充実と
社会のつながりが一致していること。
全人類の一部である自分と考えると
社会を平和にしないといけないと結論した。
あまりにも理論的すぎて
とっつきにくい感じがした
ラッセルの幸福論だったが
メモしていくうちに
なんとなくわかる気がしてくる。
個人の幸福は
瞑想やら趣味やらでなれるかもしれないが
社会とのつながりが一番難しい。
仏教の教えとキリストの教え
どっちが難しいといったら
キリスト教の方が難しい。
なぜならキリスト教は
愛の宗教であり
他者がいないと成り立たない。
ラッセルは無神論者とされるが
愛情を外に向けることは
イエスの教えと似ている部分がある。