100分de名著 ラッセル「幸福論」 第3回 バランスこそ幸福の条件 を見て
人は何かにつけ一方向に偏りがち。それが幸福になることを妨げているというラッセルは、絶妙なバランスのとり方を提案する。たとえば「努力とあきらめ」。避けられない不幸に時間と感情をつぎこんでも意味はない。潔くあきらめ、その力を可能なことに振り向けることで人生はよりよく進むという。また、趣味などの「二次的な興味」を豊かにしておくと、もっと真剣な関心事がもたらす緊張をときほぐす絶好のバランサーになるという。第三回は、極端に走りがちな人間の傾向性にブレーキをかける、ラッセル流のバランス感覚を学んでいく。
熱中すると幸福になれる。
・成果がでて周りから評価される
・目的を追求できる
・多趣味
幸福の源(バランス)
① 熱意 → 外に向けること、ほどほどに
② 愛情 → 双方が喜んで与える
③ 家族 → 人格として尊敬する
④ 仕事 → 技術の向上、作り上げること
⑤ 趣味 → 気晴らし、視野の広がり、癒し
⑥ 努力とあきらめ → 他の人にプラスになればいい
第1回から共通しているのは
趣味と熱中。
外側に目を向けることを推奨している。
言い換えれば外側ではなく、
内側に心が向くと
不幸になるということかもしれない。
考えてみると
自分は趣味探しを結構やっている方である。
しかし、他の人たちも
趣味探しをよくやっていると思う。
人間は幸福を追求するために
生まれていて、それが人間の本質である。
それは趣味に没頭することと
好きな趣味を探すことと似ている。
つまり、好きな趣味を探し没頭することは
人間の本能といってもいいかもしれない。