誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

アラン幸福論 (岩波文庫) を読んで

 

 

ルーアンの新聞に「日曜語録」として連載されたのを皮切りに,総計5000に上るアランのプロポ(哲学断章).「哲学を文学に,文学を哲学に」変えようとするこの独特の文章は,「フランス散文の傑作」と評価されている.幸福に関する93のプロポを収めた本書は,日本でも早くから親しまれてきたもの.折にふれゆっくりと味わいたい.

 

 

 

自己啓発書としても読める西洋の古典を、読みやすい訳と分量で、今度こそ名著を自分のものにできます! 19世紀から20世紀にかけて活躍した、フランスの哲学者アラン。 「読んだ人を必ず幸せにする」「この世で最も美しい本」と評されるアランの『幸福論』は、日本でも昔からファンが多く、学生からビジネスマン、経営者まで幅広く親しまれている名著です。 本書では、美しく、そして心にスッと入ってくる訳で定評があり、フランスへの留学経験もある笹根氏が、アランの本質に迫ります。 「礼儀正しくするということは、イライラしないこと」「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」など、人生や人間関係、仕事、感情についてまとめた、実践的な幸福論です。

 

NHKの番組で

哲学者のアランの言葉を紹介していて

興味を持ったので幸福論を読んでみた。

 

www.basyanuko.com

 

アランが言う

幸福とはとても奥が深い。

 

幸福とは

礼儀であり、人に対する思いやり、

自分を愛すること、上機嫌。

体によって気持ちを切り替えること。

 

読んでいて思ったのは

実業家の斎藤一人さんと

言っていることがよく似ていること。

 

幸せでいるには

思考の努力が必要となる。

 

何もしなければ

人間は勝手に不幸なことを考えてしまう。

 

だから意識的に

幸せでいようとすることが大切である。

 

アランは眠りについても書いている。

 

眠れないときに寝ようと努力すると

ますます寝れずに、イライラしてしまう。

 

ではどうすればいいか。

 

寝る体の姿勢になることで

寝ることができる。

寝ている自分を演じると言ってもいい。

 

これは幸せに応用できると思う。

 

幸せになろうと努力すると

幸せになれない。

 

幸せな体の姿勢になることで

幸せでいることができる。

 

それは微笑であり

幸せな口調や言葉、

そういった作法をすることで

人間は幸せでいることができる。

 

アランの幸福論を読むと

幸せでいることがいかに大事で

愛のあることなのか、よく理解できる。