誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ベーシックインカムについて思うこと

2017年の衆院選挙。

希望の党がベーシックインカムを

公約に掲げた。

 

snjpn.net

 

確かにベーシックインカムといえば

ネット民からの支持を集めることができそうである。

 

 

自分がベーシックインカムを知ったのは

ホリエモンや小飼弾さんが出ていたネット番組である。

 

www.youtube.com

 

最初、

こんな夢のような制度があるのかと思った。

 

日本国民であれば何もせず

一定額のお金をもらえるということ。

 

その場合、家族が多ければ多いほど

お金をもらえることになる。

 

4人家族であれば

月7万円もらえるとして

4×7=28万。

 

家族でなくとも

シェアハウスで10人と共同生活すれば

月に70万で共同生活できる。

 

しかし、一人暮らしの場合

毎月7万だとやっていけない。

 

だから、ベーシックインカムが実現すると

一緒に生活を送る人がいる人が有利となり

友人がいない人にとっては厳しい社会となる。

 

友人がいない場合、

自宅とコンビニを往復する生活となり

自宅では格安の映像コンテンツで

時間を潰す生活。

 

このような生活がいいのか悪いのか、

哲学の問題である。

 

誰とも関わりなく

個々が楽しければいいという

価値観に変わっていくことにもなる。

 

しかし、言い換えれば

究極の自己責任である。

 

その一方で、

お金を得るために働くことで

精神が豊かになっている人もいる。

 

最近、アランやヒルティの

幸福論を読んでいるが

仕事をすることが幸福へと繋がると言われる。

 

強制的に出社することで 

人間関係のつながりを保ち

仕事の充実感もあるかもしれない。

 

ちきりんさんいわく、

高齢者はベーシックインカムを享受しているという。

 

年金をもらい、低賃金でありながらも

楽しく仕事をする。

つまり生活のための労働ではない。

 

上記のネット番組で問題視していたのは

外国人労働者の構造的な搾取の問題だと言っていた。

 

日本国籍ならばお金をもらえて

外国の国籍ならばお金をもらえない。 

それが奴隷制度と似るのではないか。

 

ベーシックインカムにより

メリットがある人と

デメリットがある人との

格差が大きくなるかもしれない。

 

ベーシックインカムにより

解決する大きい問題は2つ。

 

少子化と労働問題である。

 

これらはお金を無条件で得ることで

解決できる。

 

 

このベーシックインカムの実現には

人工知能が密接に関係している。 

 

ほとんどの仕事が自動化すれば

ある程度、人間が働かなくても回る社会になる。

 

もしくは、

人工知能を駆使しながら仕事をするようになる。