誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

NHKスペシャル 見えない“貧困” ~未来を奪われる子どもたち~ を見て

www6.nhk.or.jp

 

6人に1人の子どもが相対的貧困状態に置かれている日本。その対策は喫緊の課題とされながら有効な手立てを打てていない。そうした中、東京、大阪などの自治体や国が初めて大規模調査を実施。世帯収入だけでは見えない貧困の実態を可視化し、対策につなげようとしている。調査から貧困を見えにくくしていた要因も浮かび上がりつつある。1つ目は、ファストファッションや格安スマホなど物質的な豊かさによって粉飾されること。2つ目は高校生のアルバイトなど子ども達が家計の支え手になっていること。3つ目は、本人が貧困を隠すために、教師や周囲の大人が気づきにくいことだ。こうした状況を放置すれば、将来の社会的損失は40兆円に上るという試算もある。進学率の低迷、生活保護や社会保障費の増加など、社会全体のリスクとして捉えるべきと専門家も指摘している。相対的貧困に直面する子どもたちの実態ルポとデータ解析で可視化し、専門家の提言も交え、「見えない貧困」を克服する道筋を明らかにしていく。

 

子どもの貧困とは、親の収入が少ないことで

子どものいろんな機会が

奪われてしまうことである。

 

自分の場合、

両親ともお金がないと言っていたが

サッカークラブや空手、塾など勧められ、

自分で断っていた。

 

外の世界というか

新しい世界に挑戦するということについて

ものすごく嫌なのであった。

 

高校では毎日500円の

お小遣いはもらっていた。

 

バイトをして

生活費を入れるなんてことは

考えられなかった。

 

修学旅行は行ったし

体操服もしぶしぶ買ってもらっていた。

 

取材に応じていた

子どもたちの方がすごく大変である。

 

バイトをかけもちして

成績がよくてもお金がなくて

大学にいけないという現状である。

 

そのことを考えていたら

自分の家庭は経済的には

恵まれていたのかもしれない。

 

番組で取り上げられていた家庭は、

母子家庭とか父親が病気になってしまったりと

どの家庭でも、そうなる可能性がありそうであった。

 

お金がなくて困っている学生に

奨学金や学生ローンを平然と進める教師。

奨学金機構と学校側が

グルになって貧困ビジネスをやっていると感じてしまった。

 

自分は奨学金を借りて大学を中退している。

奨学金を借りるときに考えていたことは、

4年後には自分は事業を起こしていて

お金持ちになっていると思っていた。

 

現実はそんなことはなく

チマチマ稼いで

チマチマ返済している。

 

でも奨学金を借りて

親と離れて暮らすことができたので

後悔はまったくしていないし

むしろ感謝している。

 

アンケートの結果で

興味深いのがあって 、

中間層の子供より

貧困家庭の子供の方が

スマホの所持率が高いという調査結果。

 

世界的にみれば

貧しい難民の方々もスマホを持っているのも

関係があるのかもしれない。

 

テレビは無料で見れて、

貧しい人が見るものだと言われていたが

スマホの使用時間と貧困との関係性もありそうである。

 

2ちゃんねる創設者の西村博之氏が

スマホを使っていても

消費者にしかならないので

パソコンを使った方がいいと言っていた。

 

貧困から抜け出すために

パソコンを購入するということも

ありなのかもしれない。 

 

確かに今回取材された家庭内に

パソコンがなかったような気がする。

 

 

自分が取材に出てくるような

家庭の子どもの立場なら

学校の求人ではなく

ハローワークでもなく

パソコンを使う仕事を

ネットの求人サイトで探すだろう。

 

高卒だということで、

いい会社に入れることはないと思うが

派遣から始めてスキルを身につけ

転職するものありである。

 

大学に行きたいなら

働いてためたお金で

夜間や通信で行けばいい。

そっちの方が安いし

大卒の資格をもらえる。

 

高卒だから

給料が低いままだと思うかもしれないが

大卒でも給料が低いところは低い。 

 

つまり、給料がよくて

自分に合う仕事に就職できるかどうかは

運次第なのである。 

 

一方、大学にいかなければ

なれない仕事というものがある。

医者や宇宙関係、官僚など。

 

そういった仕事を目指すなら

返済不要の奨学金がもらえるまで

成績を上げなければいけない。

 

別に仕事にしなくても

医療に詳しい人にはなれるし、

望遠鏡を趣味にすることができるし

社会問題について活動することもできる。

 

もっと多様な道があるということ。

遠回りをする道もあること。

目標としていたゾーンを広げること。

 

そういった視点を持つと

選択肢が広がるような気がする。