誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

死刑囚の母に問う~和歌山毒物カレー事件20年~ を見て

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社会をしんかんさせた無差別殺人事件。林真須美死刑囚は今も一貫して無実を訴えている。長男・孝一さん(30歳・仮名)は、事件が起きた和歌山にとどまり素性を隠しながら拘置所の母と手紙のやりとりを続けてきた。母との関係を断ち切るべきかの苦悩、周囲からの攻撃、自らの将来などさまざまな葛藤を抱えながら事件と向き合ってきた孝一さんは20年目の今年の面会で、これまで聞けなかった「問い」を母にぶつけようとしていた―

 

 

和歌山カレー事件でよく言われるのが

動機なし、証拠なし、自白なしで

死刑にしていいのかという問題である。

 

息子の立場としても

どうしていいのかわからない。

 

林真須美さんが

毒物混入させていて自供もしていたら

息子としてもいろいろやることがあるが

わからないのでどうしようもない。

 

林真須美は

夫婦で保険金詐欺をしていたことは認めているのに

カレーに毒物を入れたことは認めていない。

 

息子が幼少期の思い出を語る。

4人の子供がいる仲の良い家庭。

 

自分の家庭よりも幸せな家庭である。

 

林真須美さんが インタビューで

和歌山カレー事件に答えている様子。

 

私はやっていないことをハキハキ喋る、

田舎のおばちゃん。

嘘をついている犯人の供述とは思えなかった。

 

話し方がスムーズだったのである。

しかし、保険金詐欺もしているので

そういった嘘をつくことに慣れているという

見方もできるかもしれない。

 

結婚が破断した息子。

事件を忘れたい住民。

家族のために縁を切ろうとする林真須美。

 

事件から20年が経ち

報道陣が集まっていたが

当時の報道陣の数と比べると少ない。

その落差がなんとも言えない。

 

番組としては

息子は加害者家族という

視点だったかもしれないが

それが本当なのかさえ

わからないということ。