誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ミセス・バッハ ~バロックの名曲は夫人によって書かれた~ を見て

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バッハの作品を作曲したのは、実は本人ではなく妻だった?!この噂を解明するため、古典音楽と筆跡鑑定の専門家らが協力して徹底調査。埋もれた歴史の真実が浮かび上がる。
ニューヨーク・フェスティバル 芸術部門 金賞

バッハの作品を作曲したのは、実は彼の妻だったのではないかという、音楽ファンの間ではよく知られた話の真偽を解明するため、古典音楽の研究家が筆跡鑑定や文書分析の専門家らと共に調査に乗り出す。バッハの2番目の妻アンナ・マクダレーナは声楽家であり、バッハ後期の作品の原譜には、彼女の署名がある。アンナはバッハの音楽に多大な貢献をしたものの、その功績は後世に語られることがなかった。果たしてその真実とは?

 

バッハが作った曲が、実は

妻のアンナ・マクダレーナが作曲していたという話。

 

まさに中世ヨーロッパの

佐村河内守かと思ったが

バッハも作曲には関わっていて

全くなにもしなかったわけではない。

 

視力が悪いバッハのために

楽譜の手書き(清書)をアンナがやったことは

通説らしい。

 

バッハが指示したことを

アンナが書くということである。

 

ただ、筆跡鑑定の結果。

その楽譜の手書きの仕方が

なめらかであり、迷いがなく

明らかに自分の頭の中にメロディがあったと考えられる。

 

楽譜を書くとは

とても高い技術が必要であった。

 

アンナは音楽教育を受けていて

バッハの生徒だったので

十分楽譜が書ける。

 

 

バッハの子孫たちは

父親バッハの功績を賛美し

アンナについての資料は何も残っていない。

 

アンナの肖像画もなく、日記にも書かれていない。

アンナのお墓にも

物乞いの女性と書かれていた。

 

中世の時代、女性の価値が低く

女性が作曲するとは何事だ。

そんなのは音楽ではないといった偏見があり

それでは自分たちの生活が困ると

子孫たちが考えて、そうしていたのだと思う。

 

 

シェイクスピアも謎が多い人物である。

この時代は身分を隠して

作品を発表することが珍しくなかったのかもしれない。

 

いろんなものの発見や最新技術によって

通説が覆されることがある。

 

先日も井伊直虎が

実は男性だったのではないかと

読み取れる資料が発見された。

 

www.sankei.com

 

 

 

イエス・キリストにいたっては

誰も見たことがないのに

みんなが知っている絵画が描かれている。

長髪で白人でヒゲを生やしている人物である。

 

しかし、それは後年のカトリックが作ったものであり

ヨーロッパ人に似せて描かせていたとも考えられる。

 

イエス・キリストをヨーロッパ人風に描かせて

自分たちは神側の人間であるという

錦の御旗を作ったと思える。

 

www.bbc.com

 

 

歴史の通説を作った人たちは

権力側の人間であり

自分たちの有利になるように

ストーリーを作っていったのだと思う。