誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

デザインの仕事について思ったこと

AdobeCCの出現により

誰でも気軽に支払える金額で

PhotoshopやIllustratorなどが使えるようになった。

 

前までは

個人が10万以上の金額を支払って購入したり

学校で授業料を払って勉強したり

会社に入って覚えるとか

何かとハードルが高かった。

 

しかし、AdobeCCにより

デザイン関係の仕事をしてなくても

デザインソフトが使えるようになったのである。

 

例えば自治体が

ポスターを作りたいとする。

 

普通ならデザイン会社に発注して

クライアントとデザイナーが

コミュニケーションを交えながら

デザインの方向性を決めて完成形に近づけていく。

 

しかし、最終的な決定権は

クライアントにあり

デザイナーはデザインソフトを使って

提示するだけである。

 

しかもデザイン会社に発注すれば

当然のごとくお金を払わないといけない。

 

その場合、金額はただのデザイン料ではない。

 

デザイン会社の人件費、維持費など

会社を運営するうえで

必要な経緯まで含まれている。

 

このデザインだけでない部分として

割高に支払いといけない。

 

それならば

自治体にAdobeのソフトが使える人がいれば

その人に頼めばいいだけである。

 

デザイン会社という外部でのやりとりで

気を使う必要もなくなる。 

 

www.sankei.com

 

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このSuicaのデザインをした女性は

デザイン会社の人ではない。

 

芸術系の高校で学んだことのある

JRの車掌さんである。

 

このことについて

ツイッターでは批判もあった。

 

togetter.com 

よくツイッターで

デザイナーがタダで仕事を頼まれるという

嘆きのツイートを見かける。

 

ただ、ある意味仕方がないような気もする。

 

デザインソフトは誰でも使えるようになり

デザインが好きな人が

安く請け負うようになるからである。

 

外部のデザイン会社に発注するシステムは

AdobeCCにより崩壊する。

 

さらに拍車をかけているのは

クラウドワークスとかランサーズとか

破格の値段でデザインを発注することができる

Webサービスである。

 

デザイン会社はなくなるが

自社内のデザイン部署の重要度は変わらない。

 

よってこれからデザイナーとして

お金をもらって生活を成り立たせたい人は

自社内にデザイン部署があるところを

目指した方がいい。