誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

クロ現 お金が“タダ”でもらえる!? ~世界が注目・ベーシックインカム~ 

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人工知能(AI)の急速な発達により、2人に1人の職が代替されると予測される将来、人々の所得をどう保障するか。いま世界では”すべての個人に、無条件で毎月一定のカネを直接配る”「ベーシックインカム」の導入が検討されている。去年スイスでは、導入の是非を決める国民投票が行われ、フィンランドでは、貧困層向けの社会実験がスタートした。「究極のバラマキ」と批判も受ける制度は、果たして“処方せん”に成りうるのか?

 

ヨーロッパだけでなく

世界のいろんな国で

BIが実験的に導入されていた。

 

番組でやっていた懸念は2つ。

・財源の問題

・労働意欲の低下

 

でも結局のところ

こればっかりは

やってみないとわからないということになる。

 

人口の少ない国ではうまくいって

人口の多い国ではうまくいかない場合もある。

その逆もしかりである。

 

さらに、エマニュエル・トッド的にいえば

イエ制度、文化、宗教、風習、産業、

労働環境、気候、税収などによって

BIがうまくいく国の条件も変わりそうな気がする。

 

フィンランドでは貧困向けBIが導入され

生活が豊かになった例が出ていた。

 

でも、

貧困層にだけお金を支給するのであれば

それはBIではない。

 

シングルマザーの毎月7万の支給であれば

結局のところ働かないといけない。

 

しかし、

・低賃金でよい

・少ない労働時間でよい

・やってみたい仕事ができる

・気軽に仕事を辞めることができる

 

といったメリットがあるだけで

精神的に楽になれる。

 

堀江貴文さんがBIについて語っていたが

彼が言っていたのは治安の良さ、

今までどおりの社会を守っていくためにも

BIを導入するべきと言ったのだろう。

 

 

番組で違和感だったのが

イーロン・マスク氏の映像のところに

BIが実現すれば

心置き無くAIをすすめられるというテロップ。

 

イーロン・マスクは

BIには賛成しているが

AIには否定的である。

 

これが意味するのは

雇用の減少は、AIとは関係なく起きる。

 

AIを活用しなくても

IT化でどんどん仕事は

減ってきているのが現状である。

 

しかし、AI化をすれば

急速に劇的に変わるということなのだろう。