ザ・ノンフィクション『人生の失敗を生かすとき~あぶれ者たちの最終決戦~』 を見て
前編(7月9日放送)に続き、主人公は、広島県福山市にある小さな学習塾「フジゼミ」の藤岡克義さん(41歳)と、藤岡さんを頼りにやってきた、若者たち。 前編で、目標を医学部から看護学部へ変更した元ヤンキーの本田さん。看護学部から医学部への編入を視野に入れた決断でした。しかしその志望校は、屈指の難関大学。さらに、猛勉強に励む本田さんに新たな課題が生まれました。看護学部の受験に必須の面接試験です。過去の自分と向き合い、どう生きるかを問われる日々。藤岡さんの猛特訓が始まりました。そして、誰も予想できなかった結末が…。 東京の私立大学を目指すことにした早望(さきみ)さんは、心配事もなくなり、受験に向けてラストスパート。しかし順調に進むと思われたセンター試験の直後、事件が起きるのです…。 そして、もう1人は、大阪出身の幸太さん(19歳)一浪。いわゆるイマドキの男の子。勉強熱心な家庭で育ち、名門の中高一貫校に通っていましたが、落ちこぼれに転落。秋には併願可能な推薦受験に挑み、滑り止めをキープ。すっかり有頂天になった幸太さんは、好きな女の子に合格証を見せ、更なる難関校に鼓舞奮闘するのですが…。 あぶれ者たちの最終決戦、結果は如何に。
塾長が愛のある人だと思った。
成績が上がらない塾生が
医学部から看護大学に変更したとき
「医学部にしろ」と言わなかった。
塾長からすれば
自分の塾から医学部に入学する人がいれば
塾の評価も上がるが、それをしなかった。
むしろ看護師の仕事もいいと
励ましていた。
予備校や塾は
生徒を有名大学に入学させることが
評価になるし、お金になる。
それが仕事である。
しかし、有名大学に入学することが
すべてを保証してくれるわけではない。
頑張って勉強して
いい大学に入り、いい会社に入ることが
案外に不幸になってしまう事例が
このところよくある。