誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

NHKスペシャル シリーズ マネー・ワールド 資本主義の未来 “トランプ経済”は 世界を変えるのか!? を見て

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現代社会が抱える課題を資本主義250年の歴史軸から捉えなおし、その意味するものを紐解いていくシリーズ「マネー・ワールド ~資本主義の未来~」。世界屈指の知の巨人へのインタビューや最前線の現場取材、見えない経済をアニメやデータを駆使して可視化し、私たちの未来について考えていく。ナビゲーターの「爆笑問題」が、今回向き合うテーマは、世界が注目する「トランプ経済」だ。アダム・スミスが世界を自由貿易に駆り立てて以降、拡大を続けてきたグローバル市場経済が、今、トランプ大統領の登場で新たな局面を迎えている。アメリカ発の保護主義が、世界経済の血流を大きく変えるのではないかと懸念の声が高まっているのだ。多国間貿易の流れに逆行するかのような国境税の検討。「ドル高」に繋がる減税やインフラ投資を掲げる一方、「ドル安」を目指すかのような通貨安国家への批判など、かつてない“矛盾”を抱えた未知の経済が動き出そうとしている。「実行すれば世界経済は未曽有の不確実性を抱える」という経済学者がいる一方、「グローバル資本主義はもはや限界。トランプの経済は世界にとってプラスだ」という説もあり、その効果をめぐって論争も勃発。果たしてトランプ経済は、行き詰った世界経済の救世主となるのか?それとも、さらなる混迷と停滞を引き起こすのか? 世界や日本への影響について考えていく。

 

トランプ経済、

大統領就任してから株高になる一方、

世界の経済学者370人が警告している。

 

トランプの政策が実行されれば

という仮説で考える。

 

トランプの経済政策は4つ。

・減税

・規制緩和

・公共投資

・保護主義的な貿易

 

公共投資をした、

ニューディール政策に似ている。

 

政治が経済に介入する、

ケインズ理論。

 

減税と規制緩和をした

レーガノミクス。

 

市場の自由に任せる、

フリードマンが唱えた

新自由主義。

 

ケインズ理論と新自由主義を

混ぜ合わせたのがトランプの経済政策。

 

シミュレーションをすると

経済は上向くが、その後マイナスまで下がる。

 

公共投資をするとき

普通は増税をするが、

減税をしてしまうと

国は借金をすることになる。

 

そして、

大量の国債を発行し

信用がなくなり

長期金利が上昇する。

 

そうなると、投資が少なくなり

景気が悪化する。

 

この長期金利の動きによって

大化けするか、破壊になるか

左右される。

 

中央銀行が

金利を抑制すれば

経済が安定する。

 

もう一つは

財政赤字が高まり

長期金利が上昇し

抑えることが困難なので

経済が破滅する。

 

トランプは

経済の専門家の

アドバイスを聞かない。

 

 

保護主義的な貿易政策。

G20の会議で、アメリカだけが抵抗した。

 

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自由貿易は

リカードの理論。

 

各国が得意なものをつくり

貿易で補えばいい。

比較優位の原理。

 

この自由貿易で世界は豊かになり

アメリカが一番恩恵を受けた。

 

後進国でものを作り、安く買う。

 

iPhoneは世界から部品を集め

各国に輸出している。

 

世界恐慌が起きたとき

保護主義をしたアメリカ。

 

他の国々も関税を高くし

貿易額が少なくなり

ドイツや日本は追い詰められ

戦争になった。

 

エマニュエル トッドいわく、

資本主義のあり方が転換期であり

自由貿易が限界にきている。

 

中間層がなくなり

格差が激しくなっている。

 

アメリカが保護主義

(関税をあげた場合)をしたら

世界の国々の経済にも影響が出る。

 

トランプは

中国や日本を為替操作していると

批判した。

 

1980年代、

円安ドル高が問題となって

プラザ合意があった。

 

1ドル240円が150円となり

日本は不景気になっていった。

 

先月、

日米の財務省のトップが会談した。 

 

日本政府は

トランプに批判されないか注視している。

 

自動車部品会社、

国境税が導入されれば

事業も対応しないといけない。

 

アメリカのインフラ投資で

日本企業にメリットがあるのでないか。

 

トランプ政権の

実行力に不信感も出てきて

株価のバブルも落ち着き始めている。

 

 

感想

トランプ経済によって

自分はFXから距離を置くことになった。

 

トランプが大統領になると

トランプリスクのため

円高になるとされたが

逆に円安になっていった。

 

このことから

経済学者やエコノミストの予想が

いかに的外れになりやすいかということを学んだ。

 

そもそも

経済学とは結果論なんだとさえ

思うようになった。

 

保護主義にすると

戦争になる危険性があるとされるが

果たして今もそれが適用されるのだろうか。

 

また違った何かが

生まれるかもしれない。

 

番組の司会は爆笑問題である。

 

ドキュメンタリー番組で

太田光さんは経済について

数字のことを追いかけるのは

苦手だと言っていたような気がする。

 

トランプの経済政策に 

ポジティブなゲストが

トランプは実はこうするんじゃないかと

希望的観測が入っていたのが気になった。