誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

キャスターという仕事 を読んで

 

 

 

今という時代を映す鏡でありたい──。従来のニュース番組とは一線を画し、日本のジャーナリズムに新しい風を吹き込んだ〈クローズアップ現代〉。番組スタッフたちの熱き思いとともに、真摯に、そして果敢に、自分の言葉で世に問いかけ続けてきたキャスターが、23年にわたる挑戦の日々を語る。  読者のみなさんへ 国谷裕子 番組を離れて10か月が経ち,〈クローズアップ現代〉に自分なりの区切りをつけたいと思いました.私には,次に向かって進むために,番組とともに過ごしてきた時間を整理することが必要だったのです.番組との出会いと別れ.キャスターの仕事とは何かと悩んだ日々.記憶に残るインタビューの数々.そしてテレビの報道番組が抱える難しさと危うさ.偶然のようにしてキャスターになり,大きな挫折も経験し,そのことへのリベンジとしてキャスターをやめられなくなった私.番組を制作する人々の熱い思いに突き動かされながら,様々な問いを出し続けてきました.この本は,言葉の力を信じて,キャスターという仕事とは何かを模索してきた旅の記録です

 

アナウンサーやキャスターが

出版する本は

中身が薄いと思っていたが

今回の本は

結構、厚い内容であったと思う。

 

ジャーナリズムとは

視聴者目線は大事だが

素人であってはいけないとか

わかりやすく伝えることが

内容を短絡的にしてしまうとか

勉強になった。

 

23年も同じ仕事をしていたら

思うこともたくさん出てくるし

そういった経験の蓄積から

出てくる言葉は一味違った。 

 

 

池田信夫さんと常見陽平さんが

この本をあまり評価していない。

 

池田信夫さんは

クロ現の初代デスクだったらしいので

俺も関わってるぞと言いたかったのだろう。

 

池田信夫さんの

俺をもっと評価しろという感じは

普通の人からすれば

不快に感じるかもしれない。

しかし、 

それが悪いわけではない。

 

記者とかディレクターは

功名心とか、人より目立ちたい

スクープをあげたい、

そういったモチベーションが

大事だと思うからである。

 

そのモチベーションを

今の年齢まで保ち続けているのは

彼にとって報道の仕事は天職なのだろう。

 

国谷キャスターは

1日、1時間の打ち合わせと

番組に出演しているだけなのに

偉そうなことを言うな。

俺はデスクだから

常に多方面な仕事に関わってるという

自負からきたのだろう。

 

でも、演者で

事前に資料を読み込むのは

仕事をしているほうである。

 

アナウンサーやタレントなどは

ディレクターから渡された

質問台本を抑揚をつけて言うだけで

それ以上は突っ込まないし

自分がテレビでどう映るかしか

考えていないのである。

 

それにキャスターが

自分の言葉で質問するのは

上層部の意見と違が生じ

逆鱗触れる可能性もあり

恐怖心を克服する勇気が必要である。

 

フリーランスで

自分個人で取材しているのとは

わけが違うのである。