誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

報道番組のタレントキャスター化について、ちょっと考えた。

bunshun.jp

 

この記事の反論として

ニュースは誰が読んでも同じなので

ルックルの良い人が読めばいいといった内容があった。

 

しかし、ニュースは誰が読んでもいいというわけではなく

タレントは読むべきでないと考える。

 

タレントはCMに起用されるし、

起用される可能性があるからである。

 

たとえタレントキャスター本人が

CMに出演していなくても

同じ事務所のタレントがCMに出演していれば

報道番組にバイアスがかかってしまう。

 

タレントキャスターが

ドラマに出演していたとして

そのドラマのスポンサーとの関係性は

どうなのかという点。

 


キャスターってCMに出ていいの?(再)

 

 

今回、ジャニーズ事務所のタレントが

立て続けに不祥事を起こし

報道番組のあり方についてちょっと考えることになった。

 

報道番組のなかで

同じ事務所の国分さんや東山さんが意見を言うことによって

「かわいそう」

「許してあげてほしい」といった世論となっていく

サブリミナル効果的なものが出ているような気もする。

 

さらに、ジャニーズタレントの仲の良い

宮根誠司や小倉智昭が意見を言うことによって

これまたバイアスがかかる。

 

仮に不祥事を起こしたタレントを

ものすごく批判しても

世間の批判を和らげようとする意思があるのかもしれないと

言われかねなくなる。

 

コメンテーターのタレントが

ブログを書いているとする。

 

そのブログ内に

商品やイベントなどがアップされていたら、

その会社の不祥事の報道などは

どうかかわってくるのか。

 

番組中に

キャスターが水を飲むとする。

 

なぜ、ここで水を飲むのか。

喉が渇いていて緊張したからではないか。

このニュースには裏があるに違いない。

 

スタッフの意図していないところで

受け手(視聴者)が違うもの受け取る可能性がある。

 

www.sankei.com

 

f:id:basyanuko:20180609233604p:plain

 

この場合、

日本の国会議員がスタッフの意図していない

受け取り方をして、ちょっとしたニュースになった。

 

こんなのは

スタッフは気にもしないし

まさか、こんな受け取り方をする人がいたとは

夢にも思いつかなかったに違いない。

 

このようなことが問題となるのに

タレントのキャスター化は

あまり問題にならないのである。

 

日本では報道が第四の権力として

見られていないということかもしれない。

 

権力に対抗する報道ではないから

タレントが読んでも関係がない。

 

メディアと社会のかかわり

政治とのかかわりというよりも

視聴者に見てもらうことのほうが上位にきていること。