誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ヒトラーの共犯者たち | Netflix (ネットフリックス) を見て 

 

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ヒトラーの側近らが

どのようにナチスに入り、

ヒトラーの近くまで行ったのかが、わかる。

 

ようするに

ヒトラーに気に入られればいいだけである。

それが彼らの全てであった。

 

そのため、どこで出世するのかが予想外である。

ボルマンはヒトラーの別荘を作る

政治とは無関係な仕事をして出世の道に行く。

 

元からいた側近たちは

新入りに対してよく思わないのは当然である。

 

たまたまヒトラーに気に入られただけなのに

自分のポジションが脅かされてしまう。

 

 

側近たちの出世の動機は

個人的なものが強い。

 

ヒムラーは軍人に憧れており

親衛隊を統率することに力を注いだ。

 

ゲッベルスは売れない作家。

ヒムラーは軍人に憧れた男。

ゲーリングは第一次世界大戦の敗北を経験。

 

副総統のルドルフ・ヘス。

別荘を建てたマルティン・ボルマン。

建築家のアルベルト・シュペーア。

失業した軍人、ラインハルト・ハイドリヒ。

 

誰1人として

ドイツ国民のために動いた人物はいない。

 

側近らの内争で

権力構造がコロコロ変わり

ヒトラーに気に入られなければ

権力の座から落ちる。

 

そして、ヒトラーはイエスマンしか置かなくなった。

 

ゲーリングは戦争経験者であり

ポーランド侵攻したときは

ドイツは終わったと思い、神に祈ったという。

 

しかし、空爆がうまくいと

ドイツは戦争に勝てるのではないかと思ってしまう。

 

戦況が悪化し続けると

今度は建築家のシュペーア氏を軍のトップに置く。

 

戦争素人の建築家だが

ヒトラーにとって気持ちよい存在だったからである。

 

ゲッベルスは宣伝大臣として

戦況が不利になったら

国民を鼓舞し続ける情報を流す。

 

さらに彼はウソ宣伝も多い。

 

ヒトラーに気に入られれば

ウソでも人権侵害でも

なんでもいいといった感じであった。

 

ナチスがダメになっても

ひたすらヒトラーに忠誠を誓うというのが

いちばんの謎である。