誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ザ・ノンフィクション 「エリートの運命と孤独」 を見て 

www.fujitv.co.jp

 

相撲エリートの力士、

遠藤。

 

中学から相撲一筋。

大学ではアマチュア横綱

2年で関取になるというスピード出世。

追手風部屋で一番トップとなり部屋頭となる。

日本人横綱の期待。 

それらがエリートといわれる所以である。

 

ある取り組みの日、

左膝に重症な怪我をおってしまうが

休場せず出続ける。

 

応援してくれる子供達のためとか

弱々しい姿を見せたくないとか

スターだからそうしてるというよりも

相撲業界のことを考えていると思った。

 

白鵬のインタビュー。

「若手が頑張らないと差が縮まらない。」

「上を倒さないと世代交代が起きない。」

この相撲の状況を憂いていると感じた。

むしろエリートの運命と孤独という

タイトルであるなら

白鵬の方が負担は

大きいのかもしれない。

 

遠藤は、左膝をかばって

相撲をしていたからなのか、

今度は右足首を痛めてしまう。

 

それでも遠藤は休まなかったが

次第に後輩にも負けてしまい

休場となり、十両に転落する。

 

追手風部屋では

後輩が入幕し、部屋頭を譲ることになる。

 

番組では

神社にお祓いに行き

成績が回復していったという展開になっていった。

 

遠藤のインタビュー。

「怪我をして、相撲に対する考え方とか

 自分の体について考えることが増えた」

 

白鵬に初めての金星をあげた。

というところで終わっていた。

 

 

 

遠藤の成績がV字回復していったから

番組として成り立っていったが

ずっと成績が不振のままであったら

難しかったのかもしれない。

 

本人は全く悪くないのだが

スポーツというのは

若いうちにちやほやされたり

順風満帆でいくと

のちにダメになってしまうのだろうか?

 

斎藤佑樹さんをみると

成績が伴っていないのにもかかわらず

背番号1をつけるという状態になっている。

headlines.yahoo.co.jp

 

こういうことをすると

周りのモチベーションも下がってしまうし

むしろ本人が一番つらいことなのかもしれない。

 

成績が悪いのに

人気だけがあって報道陣が囲む。

今回の番組で

遠藤もその状態になり苛立っていた。

 

でも今回、遠藤が1度挫折を味わったので

これからは大丈夫だと思いたい。