誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

BS1スペシャル「欲望の資本主義2018~闇の力が目覚める時~」 を見て

www.nhk.or.jp

 

異色ドキュメント2018年新春版。安田洋祐准教授はパリへと飛びフランスの知性ダニエル・コーエンから資本主義の未来像を引き出し、チェコの異端の奇才トーマス・セドラチェクと気鋭の哲学者マルクス・ガブリエルはボンで激論。経済学の巨人、ケインズ、マルクス、シュンペーターらが残したビジョンは、今どこまで有効か?「闇の力」が目覚め始め「分断の時代」を生き延びる術を世界の知性たちと共に考え、経済の最前線に迫る。

 

 

これから資本主義が成り立たなくなり

社会主義の復興や

ベーシックインカムが鍵となるということ。

 

そもそも経済とは

衣食住が足りていて

多少のエンタメや趣味が充実できる生活が送れれば、

それで完成しているのかもしれない。

 

資本主義により

すべてが商品化されたことによって

経済中心となった。

 

空気中の二酸化炭素や

人の技術的スキルも

お金に換算される。

 

今回の番組で新しかったのは

先進国で作られるのは

物ではなくシステムであること。

 

このシステムを作ることによって

多くの人の仕事が奪われる。

 

なぜイギリスで産業革命が起こったのか。

 

それはイギリスが当時、

高賃金であったこと。

 

高賃金であるがゆえに

繊維業などがうまくいかなくなり

機械に頼るようになる。

 

今の先進国と同じ構造である。

 

マルクスいわく

資本家が労働者にお金に与えればいいが

それをやると会社の利益が減るのでできない。

だから革命を起こすしかない。

 

資本主義によって成功した国が

社会主義になったことがないので

社会主義がうまくいかないという結論は

まだ出すことができない。

 

商品の生産とはショーである。

トランプ相場もショーである。

 

トランプ相場とは

雇用を守ることではなく

鉄鋼業を復活させることでもない。

 

経済移民と政治移民というのがある。

政治移民が来たことにノーと言った。

経済を回すならいいが

助けを求めるのはいらない。

 

世界の人々が

いい人でいられなくなった。

外側がないと悪がうまれる。

 

ローマ帝国も外側がないと思ったときから

崩壊し始めた。

それがグローバル化である。

 

これからの社会は

創造するか死ぬかのどっちかであり

全員、芸術家となる。

 

このような緊張関係のなかでは

不幸が待っている。

 

この番組はおもしろいところは

経済番組なのに

哲学や人間論みたいな話になっているところである。