ザ・プロファイラー「“黒い瞳の伯爵夫人”の苦悩~クーデンホーフ光子~」 を見て
岡田准一がMCを務める歴史エンターテインメント。「黒い瞳の伯爵夫人」と呼ばれたクーデンホーフ光子。明治時代、町娘だったが、ヨーロッパの名門貴族の男性と結婚。だが、いったんヨーロッパに行き、帰国する予定だったが、結局、二度と帰国できない状況に。そして、晩年は孤独に陥ってしまう。誰もがうらやむシンデレラ・ストーリーの現実とは?かつて吉永小百合さんが出演したドキュメンタリー・ドラマの映像も紹介。
最後まで
自分の素を出さなかった人。
アイドルと似たような感じかもしれない。
17歳でヨーロッパの伯爵と結婚し
周りから注目を浴びるようになれば
自分のアイデンティティとか
どういった人間なのかとか考える前に
貴婦人としての役割を演じなけらばならない。
伯爵の奥さんとして
教養を身につけたり
子どもを教育したりと努力できたのは、
「日本人としての誇りを忘れないで」という
皇后の言葉が大きいと思う。
7人の子どもに恵まれたが
古い慣習の日本人女性として
規律や親の言うことは絶対という価値観と
ヨーロッパ貴族の自由を重んじる
子どもとの対立がおもしろい。
ある意味、規律や風習を守る価値観は
日本人としての誇りとイコールになるかもしれない。
結果的に多くの子どもたちは
光子さんのもとから離れることになってしまうが
子どもたちは母親の苦労もよく知っていた。