誤謬日記

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“極右”の誘惑 ~フランス ルペン支持者の本音~ を見て

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4月23日に大統領選挙の第1回目の投票を控えるフランスで、反EUや移民排斥を掲げる極右政党・国民戦線の女性党首ルペン氏が支持を伸ばしている。その理由とは。  2011年に父の跡を継いで党首となったマリーヌ・ルペン。党のイメージをソフト路線へと転換した結果、新たな支持層を獲得している。極右のポリシーでは通常、排除の対象とされるゲイのカップル、黒人ラッパー、左派の教師、イスラム教徒などが、国民戦線を支持する理由を語る。EUの行方に大きな影響を与えるフランス大統領選挙。様々な人々が現在の政治に失望した結果、ルペン氏を選択しつつあるフランスの現状が見えてくる。

 

郵便局で働く公務員

公務員なので

生活も安定している。

 

以前は

人種差別と戦う団体に所属していた。

 

しかし、移民に

強い違和感を覚えていく。

 

生活保護をもらって

飲みに行っているのを見て 

考えが変わってきた。

 

順応しない彼らに

問題があるのではないか。

 

右派とか左派ではなく

グローバルと国家との戦いである。

 

ルペンが大統領になったら

何かが変わる。

 

ラッパー

移民の子供であり

フランス国籍だが

見た目がアラブ人なので

フランス人とみなされていない。

 

左派を支持していたが

オランド大統領に裏切られたという。

 

オランドは金融界を敵だといったが

マクロンという銀行家を側近として

迎い入れる。

 

本物の左派をきたしするなら

一度、痛いパンチを与える必要がある。

  

形成外科医

ずっと右派を支持していた。

サルコジ大統領を支持していて

他の医師の3割がサルコジを支持。

 

国民の期待を持ち上げて裏切る。

 

フィヨン首相だけが

本当のことを言ったが

支持が落ちた。

 

国民戦線に投票するか迷っている。

  

 

同性愛者の男性

ゲストハウスを男性と経営。

同性婚の法律ができて

同性婚したが

人から反感の目でみられるようになった。

 

ルペンの支持を考えている。

 

同性愛者は

社会党を支持していたが

国民戦線を支持している人もいる。

 

ルペンは自信に満ち溢れている。

党の幹部にも同性愛者がいる。

 

食品会社の営業をしている男性

国民戦線の支持を表明していたが

雑誌でミスターゲイに選ばれた。

 

アメリカに旅行にいったら

チェックが厳しく

フランスとは違った。

 

フランスは

入国管理できていない。

 

国民戦線の幹部と会って

同性愛者が多すぎるといわれ

侮辱されたと感じた。

 

さらに

アラブ人とイスラム教徒も多いと言った。

 

偏見を持った人が

国民戦線の中枢にいた。

 

投票を棄権するかもしれない。

  

飲食店を経営していた女性

フランスのカレーでは

移民が溢れている。

 

移民が増えて

経営がダメになったという。

 

テントを張って

外で排泄までしていた。

 

病院に行ったとき

優先的に移民が治療されたという。

しかし、その移民は症状はわからなかった。

 

コーランに書かれていることは

現実になっていると

オカルトまで信じている。

 

上級の官僚

移民だったが

フランス国籍をとった。

 

1970年代半ば、

フランスの学校のクラスでは

ヨーロッパ系の移民は1人だけでであった。

 

しかし、現在では

生粋のフランス人が

1人もいないクラスがある。

 

フランスはすごい国であり

EUはいらない。

 

国民戦線の支持する者として

活動している。

 

 

教師

左派が多い教育の現場で

国民戦線を支持している人が倍増。

 

祖父はポルトガル人だが

自分はフランス人である。

 

順応することが大事であり

フランス語を話すことが大切だ。

 

2015年に起きた

シャルリ・エブド事件。

フランスが戦争状態であり

敵に包囲されていると感じる。

  

学者たち

テロリストの多くは

フランス国籍であり

移民を受け入れなくても

テロは起きる。

 

EUから抜ければ

気心を知れた仲間だけの

集まりとなると思っているが

それはちがう。

 

国民戦線は

ソフトにはなったが

民主主義の脅威となるのは

国民の半分が思っている。

 

人種差別は形をかえた。

違う人種は自分たちより

下の人間だという差別ではなく

別の種類の人間だと考えた。

 

自分たちより

移民が優遇されていると感じ

よそ者が不当に

お金をもらっているという意識がある。

 

ルペンは

父親とはまったく違う価値観を

持っている。

 

感想

国民戦線を支持する人たち。

 

共通点はいくつもあったが

政治に期待しているという面が

あると思う。

 

なんの状況を変えてもらいたいのか。

政治に何を期待しているのか。

 

政治に求めるポイントは

移民問題であると思う。

 

自分がフランス国民なら

ルペン支持かもしれない。

 

いくら学者たちが

論理的に

移民は治安の悪化にならず

テロリストではないと説明しても

納得するのは難しい。

 

フランスという

独自の文化を作ってきて

そのなかに大量の移民が来て

自分たちの価値観が

揺らいでしまうことに危機感がある。

 

移民受け入れは

素晴らしいことだが

あまりにも大量に受け入れると

自分たちが破滅することになる。

 

ローマ帝国は

ゲルマン人の大移動で

崩壊したとまでいわれる。

 

自分は 

ルペンが大統領になると

思っているが

1回目の4月で決まらなければ

マクロンと一騎打ちとなり

2回目の選挙にはわからない。

 

ただ、国民戦線は

フランス国民の大多数は

ルペンの父親の印象が強いのか

難しい面もある。