誤謬日記

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ダイアナ妃 VS エリザベス女王 を見て

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イギリス王室内の“嫁姑対立”として世界中の注目を集めたエリザベス女王とダイアナ妃。現実主義者の女王と、したたかな現代女性のダイアナ妃の、火花散る関係を描く。

王室の公式行事よりも、ダイアナ妃の美貌とファッションばかりが注目されるのを快く思わないエリザベス女王。目立たない行動を求める女王に対して、政略結婚に絶望していたダイアナ妃はチャリティに自分の居場所を見つけ、メディアを操る術を身につけていく。皇太子との関係が破綻した時、女王が離婚を認めないと知ったダイアナ妃は、マスコミに露出することで世論を味方につけ、思いを遂げる道を画策する。

 

エリザベス女王とダイアナ妃は

仲が悪かった。

 

番組自体は

すごいエンタメ的に作られている。

 

チャールズ皇太子の花嫁候補は

プロテスタントで処女であることが

条件だった。

その条件を一致したのが

貴族家庭出身のダイアナだった。

 

エドワード8世の退位により

ジョージ6世が王につき

エリザベスに候補があがる。

 

そしてプライベートを捨てて

王女になった。

 

 

ダイアナの家庭は不幸であった。

父親はイギリス貴族であり

母親は違う男と出て行った。

 

勉強が苦手であり

子供や動物が好きだった。

父親は

いずれは貴族と結婚するのだから

それでいいと思っていた。

 

チャールズ皇太子の

結婚相手にふさわしいのか

城での一週間のテストがあり

それを完璧にこなし、クリアする。

エリザベス女王の許可が出た。

 

華やかさにかけていた王室に

ダイアナはもってこいだった。

 

しかし、2人の会見のとき

ダイアナ妃が

「愛しています」と言ったのに対し

チャールズ皇太子は

「愛が何を意味するか」と言い

ダイアナが不信感を抱く。

お膳立ての結婚だったことを知る。

 

ダイアナは結婚したあと

自分が何をすればいいのか分からなかった。

教えてくれる人もいなかった。

 

エリザベス女王に相談する。

「やり過ごしなさい、乗り越えなさい 」と

いつも決まったアドバイスをした。

自分が女王になったときのように

がんばりなさいということ。

 

ダイアナは

王位継承者を設けること。

それで エリザベス女王は満足した。

 

しかし、メディアがダイアナに注目する。 

エリザベス女王の演説よりも

ダイアナの髪型の方が目立ってしまう。

ダイアナのドレスや髪型はいつも違っていた。

 

それが常にトップニュースになる。

 

王室のイメージを変えようしたダイアナ。

保守的なイギリスでは不評だが

アメリカでは好意的だった。

 

エリザベス女王はダイアナに

本来の役割をしてほしいと伝え

慈善活動をするようにする。

 

しかし、ダイアナが選んだ分野はエイズであった。

当時は同性愛がかかる病気だと考えられていたので

王室では扱いづらいことだった。

 

論争をまねくようなことはしない

という王室を変えた。

 

さらにスピーチで

エリザベス女王の保守的な姿勢を批判した。

 

メディアもダイアナの活動を

応援するようにする。

王室にはない温もりがあった。

 

エリザベス女王はカミラの不倫を知っていた。

 

ダイアナによい夫婦を演じ続けろと言った。

離婚は王室では禁句であった。

エドワード8世以来である。

 

ダイアナも30を過ぎ

エリザベス女王のいうことをやめたかった。

 

タージマハールに1人で行き

写真撮影までしたり

皇太子のキスを避けるようにする。

 

2人の関係が

うまくいってないことを

世間に知らせたかった。

 

エリザベス女王は憤慨していた。

 

ダイアナ妃の真実という暴露本がある。

ダイアナ自身が録音し、記者に渡していた。

 

ダイアナ自身が

自分が危ない目にあうことを自覚し

公務を引退する。

 

メディアが王室批判をしたのをきっかけに

王室広報室がダイアナの悪いイメージを

作り上げる。

 

ダイアナが 

エリザベス女王の結婚記念日に

BBCのインタビューに答えるという仕返しをする。

チャールズの国王としての

適正にまで意見を言った。

 

エリザベス女王が強制的に離婚をさせる。

離婚調停にも女王が関与した。

 

エリザベス女王は嫌気がさしていた。

ダイアナは離婚条件で

宮殿に残ったり宝石、お金あらゆるもので

ほしいものは全て手に入れた。

 

しかし、

ダイアナの死亡が確認される。

 

エリザベス女王はノーコメントである。

女王の退位を支持するひとが多くなった。

 

その後

偽善的なスピーチをして丸く収めた。

国民葬をしても国民の怒りは収まらなかった。

 

あれから20年

エリザベス女王は国民の支持を取り戻していた。

 

ダイアナが王室を変えたといわれる。

チャールズ皇太子がテレビの天気予報をしたり

ウィリアム王子は一般女性と恋愛結婚をした。

 

 

 

 

エリザベス女王2世は

若くして女王としての立場で戦争を体験している。

エドワード8世の離婚があって

こうなってしまったので

王室の安定が大切だという思いが強いのかもしれない。

 

ダイアナはものすごく意思の強い女性である。

これがイギリス王室と敵対関係となってしまったことが

不幸な出来事であった。

 

ダイアナが

経営者かジャーナリストなど

違う分野であれば

すごい人物になっていたかもしれない。