誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ザ・プロファイラー~夢と野望の人生~「市民に愛された暴君~ネロ~」 を見て 

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岡田准一がMCを務める歴史エンターテインメント。暴君として知られるローマ皇帝・ネロ。16歳で即位すると、弟・妻・母をはじめ、邪魔となる者を次々と殺害していく。さらに「ローマの大火」の責任をキリスト教徒にかぶせ、虐殺した。一方でネロは、ローマ市民からは絶大な人気を得ていた。「黄金の5年間」と呼ばれる善政を行い、多くの娯楽を提供したからだ。はたしてネロは本当に暴君だったのか?その実像に迫る。

 

暴君と呼ばれる独裁者には

必ず幼少期に闇の部分がある。

 

皇帝ネロにとって闇の部分は

母親、アグリッピナである。

 

ゲストで教育学者の尾木直樹が

なぜ出てくるのかと思っていたが

アグリッピナに対しての意見を言うためである。

 

過干渉の親に育てられると

子供は自己決定ができず満足感がなく

しかも自己責任感が形成されないという。

 

ローマ帝国の皇帝でありながら

好きな人と結婚できず

硬貨も母親の顔が刻印される。

 

そんな状況では誰でも

嫌になってくるだろう。

 

ネロは家族を殺害するし

ローマ大火の罪のなすりつけとして

キリスト教徒を火あぶりの刑にする。

 

ネロが歌手志望だったということと

アドルフ・ヒトラーも画家志望だったこと。

 

一概に同じとは言えないが

周りから認められない芸術家志望だった

2人が暴君、独裁者となっている。

 

芸術とは何がいいのか規則性がないので

自分の作ったものが評価されなければ

相手がバカがと思えば、それで成り立つ。

 

そういった感覚が

政治に持ち込まれたのではないかと思ってしまう。

 

普通だったら

自分の作品がダメだったら

ダメ出しをする上の立場の人がいる。

 

この2人は政治面でも

そういった意見を言う人が

いなかったのかもしれない。