誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

老いと勝負と信仰と (ワニブックスPLUS新書) を読んで

 

 

71歳のいまも現役、棋士生活は56年を超え、その通算対局数、通算敗戦数は歴代一位、そして現在も更新中という加藤一二三九段。  対局時の出前は昼夜うな重、対局中に音が気になり人口の滝を止めさせたなど、ユニークな逸話が多数。  猫好きでもあり、自宅マンションそばで野良猫に餌付けしたことに端を発する近隣との訴訟問題でも注目された。  敬虔なカトリック教徒としても知られる著者が、自らの信仰と勝負哲学、そして確実に迫る老いにたいしてどう向き合っているのかという内面を記した本書には、リタイア後も、現役、そして生き生きと暮らすためのヒントが満載です。 

 

加藤一二三さんの

ドキュメンタリー番組をみて

彼の著書にキリスト教に関するものがないか

ネットで調べていたら、

この本を見つけたが、もう売ってなかった。

 

しかし今回、本屋で見つけた。

発行年を見てみると

初版が2011年4月。

2版が2017年8月。

 

加藤一二三さんが人気になって

増刷したのだろう。

 

この経験から

やっぱり気になった本は

すぐ買わないといけない。

 

特に宗教関係という

マイナーな本は

絶版になる可能性が高いということ。

 

創元社の「知の再発見」シリーズも

絶版になっている本がいくつかあり

後悔している部分がある。

 

本の内容としては

将棋の棋譜の内容もあるが

信仰や生き方がメインである。

 

棋士なので将棋を真剣に指すが

同じように真剣に祈り

キリスト教に真剣に向き合う。

 

特に対局前に祈ることが

多いのだと思った。

 

一般人からすれば

仕事で祈るなんて

よっぽど大きな仕事に

取り掛かるときぐらいだと思う。

 

加藤さんは

一つ一つの対局に対して

祈るほどに

真剣に取り組んでいると思った。

  

さらに、この本には

キリスト教の聖人のエピソードが

たくさん出てくる。

 

つまり、キリスト教について

勉強し続けているのである。

 

棋士が将棋に対して

研究し続けることと同じである。