誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

百田尚樹さんは、放送作家

 

自分がテレビ番組の制作を

やっていたころ

放送作家がすごく嫌いだった。

 

テレビ番組をつくる仕事は

多岐にわたりいろいろあるが

一番いらないのは、放送作家である。

 

会議で一言も発言しない人もいれば

番組と全く関係ない話をする人もいれば

現場の事情をわからず、適当にアイデアを出し

責任を待たない人が多い。

 

この責任がない発言が違った企画となり

良いものができる場合もあると思うが、

基本テレビ局員のアイデアが

絶対である。

 

放送作家は、責任なく好き勝手言う。

 

百田尚樹さんは放送作家であり

こういった気質があるのだと思う。

 

普通の放送作家が、なぜこんなにも

注目されてしまったのは

小説が当たったことと

首相とお友達であることぐらいしか

思いつかない。 

 

しかし、それで社会の表舞台に立ち

影響を与えてしまう怖さ。

 

 

百田尚樹氏のWikipediaから。

百田自身は「私は大阪ローカルのお笑いのテレビ構成作家であり、へんずり好きの三流のエンタメ小説家である。政治的思想などは何もない。深い哲学もない。ただ、一介の愛国者にすぎない」といった発言をしている

 

この発言を見る限り

彼自身、有名であることの

意識がないと思われる。

 

ずっと裏方をやっていた人間が

表舞台に出てくると

自分の発言の影響力の自覚が

ないのかもしれない。

 

しかし、問題なのは

自分は愛国者だと言っていることである。

 

心の底から愛国心がある場合、

「自分は愛国者だ」とは言わない。

 

そんなことは当たり前だからである。

そして、それが言葉と行為によって現れる。

 

口先だけで「自分は愛国者」だと言う場合、 

なにか劣等感的なものを感じてしまう。

 

百田尚樹氏の発言を見る限り

日本を良くしたいという思いが

感じられない。