誤謬日記

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NHKスペシャル 緊迫 北朝鮮 危機の深層 を見て

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核実験やミサイル発射で国際社会を揺さぶり、アメリカとの対決姿勢を鮮明にする北朝鮮。トランプ政権は軍事オプションを含めた「すべての選択肢がテーブルの上にある」と強くけん制し、緊迫した状況が続いている。北朝鮮が開発を目指す、アメリカ本土を射程に入れるICBM=大陸間弾道ミサイル、そのミサイルに搭載できる小型の核の開発は果たしてどこまで進んでいるのか。世界各国の軍事専門家などによる最新の分析によって“脅威の実相”に迫る。さらに、かつてアメリカが北朝鮮への軍事攻撃を検討した「94年危機」の知られざる内幕や、有事の際に想定される被害の現実、さらに、トランプ政権が進める中国を通した対北朝鮮政策と外交について検証。いま世界は北朝鮮とどう向き合うべきなのか、考えていく。

 

大陸弾道ミサイルは

音速の20倍で落下してくるので

撃ち落とすことはできない。

 

元北朝鮮のミサイル技術者。

北朝鮮のミサイル開発は

他の国から設計図を手に入れて

行っていたが

ICBMの設計図は手に入らなかった。

 

ロシアや中国は自力で努力して

ICBMを実現させたので

北朝鮮も自力で開発しないといけない。

 

1990年代、ノドン。

1998年、テポドン。

2006年、核実験を初成功。

 

2012年、金正恩体制になり

ミサイル開発が増えていき

2017年、火星12型ができる。

 

 

ロシアの国防省の元技術者。

北朝鮮は

固体燃料のミサイル発射に成功した。

 

固体燃料は

少ない量で飛ばすことができて

小型化や大量生産できる。

 

注入もわずかな時間ででき、

すぐミサイルを発射できる。

 

 

アメリカの軍事産業で

ミサイル開発してきた技術者。

 

北朝鮮は人工衛星のための技術を

ICBMに応用しようとしている。

 

核弾頭の小型化は

高度な技術が求められる。

北朝鮮は核爆弾の小型化を

成功したと言っているが

本当か嘘かはわからない。

 

北朝鮮が持っている核は、

パキスタンが技術提供したものである。

その核弾頭は大きい。

 

ミサイル開発が進むにつれ

爆発規模も大きくなっている。

 

破壊力を上げながら

小型化しようとしている。

 

 

在韓アメリカ軍の元情報将校。

ICBMは宇宙空間から

再突入しなければいけない。

 

そのためには

ミサイルに耐性が必要だったり

大気圏に再突入する

精密な角度が求められる。

 

 

いまのアメリカも

再突入の検証が行われている。

 

北朝鮮のミサイル開発を

国際社会は止めることが

できなかったのか。

 

金正恩体制が

ミサイル開発を進めていたとき

アメリカはオバマ大統領であった。

 

 

アメリカの北朝鮮政策に

関わっていた人物。 

交渉に対して北朝鮮が拒否するので

信頼できる交渉の場が持てなかった。

 

2012年に北朝鮮が

核実験の凍結をする合意があったが

金正恩体制となり

合意が破棄されてしまった。

 

金日成は交渉したが、だましもした。

金正日は交渉するフリをした。

金正恩は交渉そのものを拒否した。

 

オバマ政権の戦略的忍耐。 

北朝鮮が核実験をし続けたため

交渉を拒否していた。

 

それは、

偽りの交渉はしないという

意味であった。

 

この間に、

北朝鮮はミサイル開発を急増させた。

 

結果、

北朝鮮の要求を強めることとなった。

 

 

国連安保理は北朝鮮に対して、

経済政策をしたが

開発は止められなかった。

 

北朝鮮には闇ルートがある。

海外の企業からのルートで

国際的な監視を避けていた。

 

北朝鮮と取引しているとされる

中国の精密機器メーカー。

 

こういった会社が

500社もあり、

中国政府も取り締まったりしない。

 

北朝鮮があるから

中国の安全が

保たれているという面がある。

 

 

そして、

トランプがアメリカ大統領となった。

米中首脳会談で

北朝鮮に圧力をかけるように伝え

シリア攻撃をし

軍事的な行動をチラつかせた。

 

空母カール・ビンソンを派遣し、

米韓合同軍事演習もした。

 

 

韓国軍の情報司令部の元将校。

北朝鮮の先制攻撃の兆候が見られれば

攻撃するという。

 

 

アメリカの元国防長官。

簡単に軍事衝突になりえる。

全面戦争や核戦争になる可能性がある。

 

 

20年前、アメリカが

北朝鮮の核施設への攻撃を

考えたことがあった。

 

施設だけの限定的な作戦であり

あくまでも計画の立案であった。

 

しかし、それをやると

北朝鮮がソウルを

攻撃するかもしれないという不安が

考えられた。

 

北朝鮮を倒す前に

ソウルに大規模な被害がでてしまう。

 

アメリカと北朝鮮の非公式の会合では

アメリカの攻撃が明確になれば

北朝鮮が先制攻撃するという。

 

それでも

アメリカは韓国に

大規模な軍隊を送っていた。

 

カーター元大統領と金日成が

直接会談し戦争は免れた。

 

次第に会談は頓挫していき

現在は

両国とも疑心暗鬼になっている。

 

もう一度、対話をする必要がある。

 

感想

北朝鮮はミサイル開発しか

外交の手立てがないのだろうか。

 

日本に住んでいる者としては

大陸弾道ミサイルうんぬんよりも

中距離弾道ミサイルで

日本に落とされる可能性が

あるかどうかである。

 

北朝鮮がICBMを成功させたら

脅威となるといわれるが

脅威になるのはアメリカであって

日本にとっては

北朝鮮のミサイルの

射程内であるので

ずっと脅威であったはずである。

 

 

 

番組の結論としては

朝鮮半島の有事を避けるためには

対話が必要だという内容であった。

 

しかし、現在の首脳が

金正恩とトランプなので

対話による解決ができるとは思えない。

 

20年前の

朝鮮半島の危機回避の時は

金日成とカーター元大統領だったので

まだ何とかなった感じがする。