誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

詐欺の子 を見て 

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1人暮らしの光代(桃井かおり)は、警察のオトリ捜査に協力、14歳の「受け子」の和人(渡邉蒼)の逮捕に貢献する。和人の取り調べが進み、「見張り」の遠山(長村航希)も逮捕される。様子を伺うため、裁判所に傍聴しにいく「かけ子」の大輔(中村蒼)。するとそこに証人として光代が現れる。光代は、以前振り込め詐欺にあっていた。大輔は光代の証言を聞くうちに、金銭だけでなく、家族の絆が引き裂かれる被害者の苦悩を知る。

 

詐欺にかかわることになる若者が

みんないい人であった。

 

自分の実家が貧しく

母親に良い暮らしをさせたい思う若者、

日々の生活がなんとなくつまらない中学生。

 

友人や学校の先輩からのつながりから

詐欺の仕事に発展していく。

 

取材をもとに

ドラマが作られたので、そういう事例が

たくさんあるように思える。

 

裁判所で、

後輩がやめたくてもやめさせてもらえない思いから

自ら警察に捕まったと知ったとき「ごめん」と謝るシーン。

 

自らもやめたくてもやめられない立場だっただろうし

人を思いやる気持ちはあるのだと思う。

 

下っ端だけが捕まり

上の人たちは捕まらない。

 

そして、オレオレ詐欺行為が

詐欺を働く人たちだけでなく、

名簿屋、不動産なども関わっている。

 

詐欺被害が1日1憶円ほどとなっているのは

一部の組織だけでなく

複数の別の組織がかかわっているからに違いないのかもしれない。

 

高齢者の方にとって

子供、孫がどんな仕事をしているのか

知らないということも関係している。

 

仕事で失敗し

お金が必要になった。

 

株で大損して

お金が必要になった。

 

高齢者の知らない世界を匂わしたり

家族関係が希薄になっている社会であるがゆえの

詐欺被害であった。