誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

安全な“食”を求めて を見て

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自分が健康を害した原因は肥料や農薬にあると考えた元外交官の女性が、一念発起して北京郊外で有機農園を始めた。中国で“食の安全”を求める彼女の試みは成功するのか。  海外生活を終えて帰国した元外交官の張志敏は、アレルギーで体調を崩してしまう。中国で使われている肥料や農薬に原因があると考えた彼女は、私財をなげうって北京郊外で有機農場「天福園」を始めた。裕福な市民を中心に好評を博するようになるが、天福園で働く一般の農家には手間とコストのかかる有機農業を導入する余裕はなく、自分の畑では大量の農薬と化学肥料を使い続けている。中国における“食の安全”の理想と現実とは。

 

中国は世界最大の肥料大国。

アメリカとインドの合計の量であり

大量肥料は環境問題となる。

 

そして 

世界最大の農薬使用量を誇る。

人体にも影響がある。

 

北京郊外と市街地の間に

ファーマーズ・マーケットが開かれていた。

そこで

有機農業の作物を販売している。

 

張さんという方が

こういった活動を始めた先駆者。

 

外交官として働いていた経験があり

スペイン語、フランス語、英語ができる。

 

外交官退職後、

食品関連で働いていたが

いつも食事のあとに

体調を崩していた。

 

食べ物のせいかと思い

安全な食べ物を食べたく

有機野菜を作る、

「天福園」という農場の経営する。

 

有機農業の食べ物を食べ

体調は回復したという。

 

「天福園」に働き来る人も農家だが

彼らは肥料や農薬に頼っている。

 

天楽さんはジャーナリストで

ファーマーズ・マーケットの主催者である。

 

中国の一般人の方も

食品の安全に興味を持ち始めた。

 

小規模農家を支援する。

敷地面積が狭いため

品質が高いものができる。

 

有機農業には

高い技術が必要であり、

有機産品の証明に高いコストがかかる。

 

高級ショッピングモールにも出店するが

質問や苦情がある。

普通の3倍の値段という高さなのである。

 

マーケット常連客の姜さん。

 

最初は高すぎて

買おうと思っていなかったが

一回買ってみたらおいしくて

それ以来毎回足を運ぶようになる。

 

家計簿をつけていて

食費は出費の6割を占める。

 

ただ食べているのではなく

有機農業をやっている人を

支えている感覚があるという。

 

 

天福園で働く李さん。

有機農業で働いていても

有機野菜は高価すぎて

買えていない。

 

李さんは

普通の農薬を使っている農家であり

二毛作だけでは生活することができない。

夫は日雇いの作業員として

収入を得ている。

 

専業農家は一軒もなく

手が空いた時間に畑仕事をするのが普通。

 

手入れをする時間がなくなると

自分の農家に雑草が増えるため

除草剤を購入する。

 

もっと時間がなくなり

農薬をまく暇がなく

意図せず有機野菜になったが

収穫量は減らなかった。

 

有機農業と

メリットとデメリットを把握している。

どれだけお金がかかるか

人件費などを知っている。

 

張さんは

有機野菜に資産全部を投じていた。

 

張さんの農場周辺では

村や農地が集合住宅地になったり

高速道路などができてしまっている。

 

有機農場を守る法律がなく

人々から評価されても

立ち退きの不安があるという。

 

中国農業省は

農薬使用について基準を作り始めた。

 

 

感想

今回の取材対象者が女性だけだった。

女性の方が

食とか健康に気を使う傾向にあると思う。

 

それは女性が出産するというのが

関係しているのかもしれない。

 

有機農業をやっている人が

外交官やジャーナリストなど

エリートな仕事をしていた人であった。 

 

有機野菜を販売しているとき

おじさんが騒いだという。

「こんな高いもの庶民は買えない。

 主催者は誰だ!」

 

確かにそういった面がある。

 

自分も中国の貧しい暮らしだったら 

そう思うかもしれない。

 

自分の出費の

30%〜40%は食費が占めている。

 

一人暮らしで

全部、外食である。

 

下手な人が料理する方が

出費がかかると思っているからである。

 

しかし、

30近くなってきて

健康のこともあるので

多少お金かかっても自炊しようかなと

思い始めている。