誤謬日記

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“強欲時代”のスーパースター ~ドナルド・トランプ 1980s-1990s~ を見て

www6.nhk.or.jp

 

大統領選に勝利する以前からNYの不動産王であり、マスコミの寵児だったトランプ氏。アメリカ・メディアを賑わせていた1980年代から90年代にかけての彼の言動を検証し、番組完成当時はトランプ氏サイドからの圧力でお蔵入りになっていた番組が、四半世紀ぶりに復活。  裕福な不動産業者の子息であるトランプ氏は、マンハッタンのデベロッパーとして大成功。自信たっぷりの振る舞いと、暴言の数々はメディアを喜ばせ、一躍アメリカン・ドリームを体現するセレブとなった。番組では、不動産を買収する際の法律すれすれの手法や、ハッタリや恫喝(どうかつ)も辞さないビジネス・スタイルを紹介。大統領に就任したトランプ氏はどんな舵取りをするのか、それを読む手がかりとなる作品。

 

強欲時代のスーパースター。

強欲時代とはアメリカの1980年代〜1990年代のことである。

 

このころのアメリカは

お金持ちリスペクトという風潮があって

一般人もメディアも

トランプのビジネスのやり方や

浮気問題なども、そんなに問題にならなかった。

 

しかし

1990年代になると

トランプはセレブゴシップの的になり

浮気やカジノビジネスでの失敗で

有名になっていく。

 

トランプに関わってきた人の話を聞くと

いろんなスキルは大人だが

内面は子供みたいな人物だということがわかる。

 

パフォーマンス能力に長け

品がある態度をとることができるが

根っこに敵意と怒りがあり

感情のコントロールができない人物。

 

番組後半。

カジノ経営の失敗や離婚の慰謝料、

長者番付のランクからも外され

トランプの時代は終わった。

彼はこれからどこへ向かうのだろうか?

 

そういう終わり方であった。

 

中年の男性が最後に言った言葉。

「彼はこのまま破滅への道を進み孤独に死んでいくか。

 もしくは世界の王になるかのどっちかです。

 2つに1つです。 

 普通の人生は送らないでしょう」

 

 

2013年の記事。

まだアメリカ大統領候補選が

始まる前の記事である。

gendai.ismedia.jp

 

この記事を読むと

トランプが番組のホスト役で

人々の前に現れ

復活したと思わせることができたと思った。

 

このホスト役の番組がなければ

トランプ大統領はなかったかもしれない。