誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

美術家たちの太平洋戦争~日本の文化財はこうして守られた~ を見て

www.nhk.or.jp

 

世界の観光客が訪れる寺社など日本の文化財。太平洋戦争をどう生き延びたのか、知られざる物語。法隆寺に魅了された米・美術家が中心になり、守るべき日本の文化財リストを在米日本人も協力し、極秘に作成。攻撃計画する米軍に送られた…。戦後も日本の文化財は被害の賠償として奪取される検討が。国際舞台や米政府内での激論に立ち向かったのも美術家だった…戦中戦後の極秘活動を取材。遺族や関係者、米軍機密資料から明らかに。

 

 

アメリカ軍の機密文書が保管されているところと

4か月の交渉の末

空爆計画の資料を見せていただくことができた。

 

NHKはBSの番組にもかかわらず

すごいと思った。

 

 

戦争が始まると

敵国の文化財を保護をするチームができる。

 

そのチームの1人である

ラングドン・ウォーナーという美術家は

日本文化に詳しい人物であった。

 

日本に留学したことがあり

そこで法隆寺

日本文化についての知識を得ていた。

 

このウォーナーが

何を残すかという決断によって

空爆場所が決められていたのであった。

 

京都や奈良などの文化財

もちろん空爆の対象から外されている。

 

皇居、浅草寺公園、美術館、図書

神社なども空爆の標的から外されている。

 

戦争が終わっても日本の文化財の危機は続く。

 

賠償金の役割として

戦勝国が敗戦国の文化財を奪うという

ことも考えられていた。

 

しかし

ウォーナーの孫弟子が

それは合法な略奪だと

ダグラス・マッカーサーに説得し

事なきを得る。

 

 

近年

過激派組織ISがパルミラ遺跡など

壊しまくっている。

 

www.afpbb.com

 

その国の

文化財を壊すということは

その国民の全てを否定することを意味する。

 

アメリカが日本の文化財を守ろうとしたことが

今の日米同盟というか

友好的な関係を築けていれる理由かもしれない。

 

日本の皇室を残したことも

文化的なことを残したといえる。

 

天皇制をやめさせたり

文化財を壊していたら

アメリカに対する敵意は今もあったかもしれない。