誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ソビエト連邦のコマーシャル を見て

www6.nhk.or.jp

 

旧ソ連で唯一テレビCMを制作していた会社があった。その作品の数々は不思議なユーモアに溢れた超レア映像ばかり。社会主義陣営の盟主・ソビエトの素顔をCMから探る。

旧ソ連にただひとつだけあったCM会社・ERF。社長のオヤマーは政府系のニュースを制作していたが、プロパガンダ映画の仕事をきっかけにCMの可能性に気づく。TVが普及し、新製品の開発が推奨されたブレジネフ時代には、物資もないのにCM制作は大繁盛。お色気たっぷりの映像や実在しない商品まで、硬直したソビエトのイメージからはほど遠い自由奔放な作品を数多く生み出した。テレビCMから見る、驚きのソビエト史。

 

ペートゥ・オヤマーという人物の証言から展開していく。

この人物はプロパガンダのニュース映画から

コマーシャル制作に移った経緯がある。

 

チーズのCMを見た。

これは今みてもすごかった。

「私の彼氏はホッケー選手。

 私とホッケーどっちが好きなのかしら?」という

ナレーションから始まり

ホッケーのパックがチーズの丸い形にかわる。

そしてチーズをアイスホッケーの選手やゴールに

見立てて動かしていく。

 

計画経済のため

国営企業がCM作りとなると

国のお金がそのままERFに流れていく。

 

宣伝していた商品がじつは存在しない。

CMでは女性のヌードが出てくる。

普通ならありえない。

商品よりも

おっぱいの方に目がいくからである。

 

冷戦時代もあって

女性のヌードよりも

安全保障上問題にならないかが問題視されていた。

 

そして

国の経済は軍事産業が中心になる。

そのため物不足が発生し

CM作りは売りたいものではなく

ありそうなものを対象に制作していく。

 

軍事産業会社が

一般家電をを作るようになり

それもCM制作する。

 

カンヌ映画祭、広告部門で

銅賞を受賞する。

 

ERFというCM制作会社だが

国という後ろ盾がなくなると

一緒になくなる。

 

社会主義国家で

CMを制作するということが

どういうことか興味深かった。 

 

ほとんどが

計画経済のための

プロパガンダCMである。