誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

名画と読むイエス・キリストの物語 (文春文庫) を読む

 

 

“イエス・キリストのおおまかな生涯を知った上で西洋名画を楽しみたい―そう願う人のための、これは手引書を目指した”。ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』やベラスケス『キリストの磔刑』をはじめ、レンブラント、ルーベンス、グレコなど43点をオールカラーで収録。「怖い絵」シリーズで人気を博す著者の話題作。(「BOOK」データベースより)

 

この本は

文章がとても読みやすい。

 

たまに挿絵(名画)が出てくるが

1番の衝撃は

「ヘロデの饗宴」であった。

 

洗礼者ヨハネが

処刑された経緯が文章と絵画だと

衝撃度が増す。

 

ヨハネが処刑されたことは

知っていたが

こんなやられかたをされたのは

知らなかった。

 

イエスの処刑の際の

ピラト総督とヘロデの行き来など

妙にリアルに書かれている。

 

ユダの自殺の絵画も

ショッキングである。

 

名画という面からみると

・イエスの説教

・イエスの奇跡

・イエスの処刑

・イエスの復活

 

この4つ場面の絵画が多い気がする。

 

決して神秘的な出来事や

情緒的な出来後だけでなく

人の死やひどい場面もある。

 

現代では考えられないような

フィクションのような物語。

 

 

画像はテキストよりも

情報量が多く

人に与える影響力も違う。

 

当時の一流の画家たちが描いた

 

宗教画によって

 

キリスト教がここまで

発展していった部分があると思う。

 

 

この本は

時系列で書かれており

イエスの物語を

小説のように読める。

 

解説にもあるように

不謹慎かもしれないが

おもしろかった。