誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

知の操縦法 を読んで

 

 

 

ヘイト本、安保法制、歴史問題…… 反知性主義が横行するいま、求められている知とは何か――。 情報が氾濫するインターネット社会で ブレない思考の枠組みをつくり、 多元的に世界を見るたの知の使い方を佐藤優氏が徹底指南!! 

 

まえがきの

字面は読めても

内容を理解できないという人が多くいる

という部分を読んで購入を決めた。

 

自分も本を読んでいて

内容を理解することができないことが多い。

 

ただ、この本は読んでいても

難解であって半分も

理解できなかったと思う。

 

まず百科事典。

この百科事典は時代と国によって

内容がまるで違うことがある。

日本のアイヌに関する記述など。

 

ロボットに関する記述では

時代によって

ますます変わっていくことがわかる。

 

さらにジェンダーに関する記述。

古代は母系社会であったことなど。

 

本の中盤になってくると

ヘーゲル精神現象学の日本語訳の内容を

解説していくスタイルであったが

基礎が理解してないと何事もわからない。

 

弁証法形而上学など

もやっと読んだことがあって

これらの言葉が出てきて

なんとなくこんな感じの意味なのかと

漠然と読んだ。

 

哲学者を読むと

いろんな新しい単語が続々と出てきて

どれがどれを指すのか?

そういったことを理解する

鍛錬になるということであると思った。

 

過激派組織ISが

行なっている非人道なことは

ある意味、哲学を持って行動しているとわかる。

 

単に自分がむしゃくしゃしてるから

過激派組織ISに入ったということでない。

それだったら思い返す人もいて

そんなに人が集まらないと思う。

 

キリスト教のなかには

カルバン派というものがある。

 

神に仕えるためにやる、

神が自分を成功に導いてくれている、

神の意志でこうなっているんだという思いは

人間に与える影響はとても強い。

 

それがプラスに働く場合と

マイナスに働く場合があるということ。

 

自爆テロができるというのは

そういうことがあると思うし、

佐藤優さんもカルバン派の人であり

獄中にいても試練だと思い

克服できていったという。

 

なぜ人や国はこういったことをするのかと

理解しやすくなると思ったし

そういったことを考えることは

とても頭を使うということ。

 

だから

哲学とは頭を使うし

難解である所以かもしれない。