マイケル・ムーアの世界侵略のススメ を見て
マイケル・ムーアが各国の
いい制度を持ち帰り
アメリカに紹介するという程のドキュメンタリー。
<イタリアの労働環境>
とにかく有給が出る。
ハネムーンにも出る。
そして昼のランチタイムは2時間。
なぜならバカンスがとても大事だということを
経営者側も理解しているからである。
<フランスの学校給食>
とにかく 子どもの給食が豪華で
健康的な食事なのであった。
しかし、子どもたちは
座っているだけで
料理の配膳も大人がしてくれる。
そこには世界三大料理であるという自負があるんだと思う。
<フィンランドの学校制度>
宿題をやめさせ
統一テストをやめさせ
子どものころから夢に向かって
勉強しているので幸せなんだと思う。
学校の勉強がすべてではないということを
教師が理解しているのが素晴らしい。
日本では学校がすべてとなってしまう。
<スロベニアの学費>
大学の無料、外国の留学生も無料。
高い学費を払ってレベルの低い授業しかないアメリカ。
教育は公益のものであるという考え。
<ドイツの過去の向き合い方>
ストレスで病気になる前に
ストレス発散を国が認めてお金をかける。
ドイツから参考にするアイデアは
祖先の罪を認めることであった。
アメリカは大虐殺と奴隷のうえに成り立った。
<ポルトガルのドラッグ問題>
ドラッグを合法化している。
そうするとドラッグ使用者が減ったらしい。
たんに数の問題ではないかと思ったが
医療費をタダにすることがキモで
治療を受けられる工夫をしろということ。
<ノルウェーの刑務所>
とても優雅な刑務所を紹介していた。
哲学や美術など勉強していて
はっきり行って外の世界よりもいいと感じるのは
本当に理解しがたい。
被害にあった遺族の方のインタビューがあって
復讐は望まない、
相手と同じレベルに行ってはいけない。
ノルウェーを大事にしたいと言っていたのが印象的だった。
殺人事件の発生率は世界一の低さだという。
<チェニジアの女性の権利>
アラブの春のきっかけとなる事件が起きて
女性たちが権利を獲得した話だが
これも政府がそのことを認めることができた
からそうなっていると思った。
国のトップだった人が
スカーフや同性愛は個人の問題で
国がどうこう言う問題ではないと言っていた。
<アイスランドの女性の社会進出>
女性の大統領。
女性はかしこい、とくに子どもの時は
男の子と比較するとそれは歴然と違ってくる。
物事の判断が男性と女性とで違ってくるのかもしれない。
男性の場合、見栄とか周りの評価を気にしがちだが
女性は自分がどうしたいかと考える傾向があると思う。
<まとめ>
紹介された各国の共通点をいくつか考えてみた。
教育と医療をタダにしている国が多いということ。
そして、制度を考えるうえで
「私たち」という思考であって
「私」という個人だけで物事を考えていない。
アメリカの境遇と日本の境遇が似ていて
日本が言われているみたいな感じであった。
労働期間の問題、学費の高さ、女性の社会進出の問題。
刑務所での更生の仕方など。
各国いい制度はアメリカが発になっているものだった。
最後はアメリカの政府関係省庁に
おのおのの学んだアイデアを提案しに行って
却下されるところまであるのかと思っていたけど違った。