誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

ウォルト・ディズニー 第2章 アニメーションのパイオニア を見て

 

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 <内容>

ウォルトが

長編アニメーション映画を提案する。

 

兄ロイは否定的だった。

金を借りた銀行も成功するか心配だった。

 

短編作品はギャグがテーマであった。

しかし、長編に挑戦し

白雪姫を作ってお客を感動させたかった。

その分、リアリティを求めた。

 

動物や物理的な衝突の動き

ダンサーの動きをアニメーターに見せたりした。

いかにアニメーションで自然な動きをさせるか、

発言する時の顔の動きまで詳細に学ばせた。

 

そのこだわりのため

仕事が全然進まなかった。

 

アニメーターの数も

ものすごく多くなった。

 

資金繰りで苦労したのは兄のロイ。

従業員の給料や銀行の説明などで

ずっと頭を悩ませていた。

 

一方、ウォルトはどんどんこだわりが強くなっていく。

「急いで安っぽいものにするべきでない」

 

経済的にも白雪姫は大成功する。

 

ウォルトが題材に選ぶのは

有名な小説や童話。

 

次はバンビ、ピノキオの制作にとりかかる。

バンビはストーリーが複雑なので

先に、ピノキオを作ることになる。

 

原作のピノキオは性格が悪く

観客に好かれるキャラクターにしなければならない。 

 

このピノキオの制作会議で

「芸術作品だ、高い質が求められる」といい

人間であることの意味。努力しないと人間でない。

哲学的なストーリーに変えた。

 

ディズニー・スタジオには

ダンサー、作曲家、科学者、恐竜の研究家までいた。

そして、さらにスタッフの数も多くなった。

新しいスタジオを作り、アパートも入れようとした。

 

ピノキオの作品は

実験的なものを作ったが

世界大戦のため、あまり売れなかった。

資金繰りに苦労する。

 

ウォルト・ディズニーは株式公開することになる。

 

もう1つ実験的な作品を作っていた。

クラシック音楽のミッキーの短編作品。

しかし、音楽を流す機材の映画館が

少なくさらに経営が悪くなる。

 

ウォルトが作った職場は

効率だけで創造性があるものではなかった。

地位が高い人と低い人で

給料や職場環境の格差がひどくなる。

 

ディズニー社も労働組合が作られる。

トップクラスのアニメーター、バビットも

グーフィーを生み出した人も

ウォルトに不信感を抱くようになる。

 

反感に気づかないウォルトは従業員に向けて

講演を行いさらに反感を買うようになった。

バビットは解雇される。

それが原因で社内でデモが発生する。

スタッフの半数以上参加し

ウォルトが信頼していたアニメーターも参加していた。

 

 

<感想>

白雪姫は今見ても映像がすごく綺麗である。

動きもなめらかである。 全然、色褪せない。

 

ピノキオはちゃんと見たした記憶がないが

この時代のアニメーションで水中やぼかしまで

表現するのがなかなかできることではない。

 

日本ではブラック企業問題があるが

ディズニー社もそうだった。

なかでもクリエイティブ業界は

その傾向が強いかもしれない。