誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち を見て

 

 

アドルフ・アイヒマンの

国際裁判のを中継したテレビマンたちの物語。

  

ナチスホロコースト

いかにひどいことをやったか

現代では理解できるが、

その国際裁判当時まだ世界に共有されていなかった。

 

プロデューサーは、とにかく視聴率を気にする人物である。

キューバソ連の宇宙飛行士のニュースよりも

アイヒマンの国際裁判が絶対に勝つということを目的にしている。

  

視聴率のために証人を映したいという

プロデューサーと

ファシストは誰にでも起こり得るという教訓を知らせるため

アイヒマンを映したいという監督。

 

証人が出来事をリアルに語る様子に

視聴率を気にしていたプロデューサーも

これは人類のために必要な映像だという

考えに変わっていく。

  

しかし、当のアドルフ・アイヒマンは

ずっとただ静かに聞いているだけであった。

 

アイヒマンの言い分は

ただ自分は命令に従っただけだと。

 

裁判の映像でも

そのような発言が多かった。

 

ネットでいろいろ調べたら

アイヒマン実験というものがあった。

ミルグラム実験 - Wikipedia

 

戦時下では

誰でもアイヒマンになりえるということである。