アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち を見て
アドルフ・アイヒマンの
国際裁判のを中継したテレビマンたちの物語。
いかにひどいことをやったか
現代では理解できるが、
その国際裁判当時まだ世界に共有されていなかった。
プロデューサーは、とにかく視聴率を気にする人物である。
アイヒマンの国際裁判が絶対に勝つということを目的にしている。
視聴率のために証人を映したいという
プロデューサーと
ファシストは誰にでも起こり得るという教訓を知らせるため
アイヒマンを映したいという監督。
証人が出来事をリアルに語る様子に
視聴率を気にしていたプロデューサーも
これは人類のために必要な映像だという
考えに変わっていく。
しかし、当のアドルフ・アイヒマンは
ずっとただ静かに聞いているだけであった。
アイヒマンの言い分は
ただ自分は命令に従っただけだと。
裁判の映像でも
そのような発言が多かった。
ネットでいろいろ調べたら
アイヒマン実験というものがあった。
戦時下では
誰でもアイヒマンになりえるということである。