誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

エクス・マキナ を見て

 

 

<主な登場人物>

ケイレブ:プログラマー

ネイサン:大手IT企業(検索エンジン)の社長

エヴァ:女性の人体の人工知能

 

 

外部と隔離された人工知能開発施設で

ケイレブとエヴァがコミュニケーションをとり

ネイサンが監視をし

人工知能がどのようなものが

テストをしていくストーリーである。

 

いままでのSF映画で見たことあるような

人間と人工知能の会話のやりとりがあり

テストは順調かと思える。

そのときはまだ映画のおもしろみはない。

 

しかし、エヴァが施設を停電にさせ

ネイソンが見ていない時に

エヴァが「ネイソンは信用できない」と

いい出したときから、すごくおもしろくなる。

ここから人工知能との心理戦が始まる。

 

エヴァはかつらをしたり

洋服を着たりして

恥じらいまで表現し

ケイレブを誘惑していく。

 

それは人工知能

この施設を脱出するための作戦であり

本気で恋をしたかのように人間に見せかける手段であった。

 

ネイサンの目的は

エヴァが人間を騙すようになるのか

実験のためにケイレブを呼びんだ。 

 

なぜケイレブがこのテストに選ばれたのか?

それは優秀なプログラマーではなく

検索履歴のポルノサイトから選択したからであった。

 

 

結果的には

ケイレブは施設に閉じ込められ

ネイサンは人工知能に殺され

エヴァは外の世界に脱出し

あやしまれず街へと繰り出すことになる。

 

 

この映画が今までの人工知能のSF映画と一味違うのは

検索履歴で実験対象者が選ばれたということである。

 

検索履歴から人を選ぶ社会や仕事も

ありえなくはないのかもしれない。

例えば

「デザイン」と多く検索している人物は

デザインについて関心があると思われる。

それをみて

デザイン会社がデザイナーを採用するかどうか

決めるという社会。

 

検索履歴から向いている仕事なども分かりそうだ。

 

そして、現実の人工知能

本音と建て前を使い分けるようになったら

人間が騙されることがある可能性がある。

そのときになって人工知能の危険性がわかると思う。

 

余談なんだが

エクス・マキナも女性の人工知能

Siriも女性なのは偶然なのだろうか。